名張市議会 > 1995-03-14 >
03月14日-05号

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  1. 名張市議会 1995-03-14
    03月14日-05号


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    最終取得日: 2021-08-15
    平成 7年第266回( 3月)定例会         平成7年名張市議会第266回定例会会議録 第5号              平成7年3月14日(火曜日)~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                 議事日程 第5号          平成7年3月14日(火曜日) 午前10時開議第 1 会議録署名議員の指名第 2 議案第 2号 平成7年度名張市一般会計予算について    議案第 3号 平成7年度名張市福祉資金貸付事業特別会計予算について    議案第 4号 平成7年度名張市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算について    議案第 5号 平成7年度名張市東山墓園造成事業特別会計予算について    議案第 6号 平成7年度名張市簡易水道事業特別会計予算について    議案第 7号 平成7年度名張市農業集落排水事業特別会計予算について    議案第 8号 平成7年度名張市土地区画整理事業特別会計予算について    議案第 9号 平成7年度名張市国民健康保険特別会計予算について    議案第10号 平成7年度名張市老人保健特別会計予算について    議案第11号 平成7年度名張市病院事業会計予算について    議案第12号 平成7年度名張市水道事業会計予算について~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  本日の会議に付した事件   議事日程のとおり~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  出席議員   藤岡 敏清君     樫本 勝久君     梶田 淑子君     坪井  祥君   橋本 隆雄君     西田 英夫君     川合  滋君     橋本マサ子君   柳生 大輔君     辻村 文夫君     和田真由美君     山下 松一君   小野 彰則君     加藤 富栄君     中森  茂君     山口長四郎君   竹内 秀夫君     山村 博亮君     高北 一郎君     中島 一民君~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  欠席議員   なし~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  説明のため出席した者   市長        富永 英輔君      助役        森田  香君   収入役       岡村 俊作君      教育委員長     辻  敬治君   水道事業管理者   山地 浩二君      市長公室長     奥西 正利君   総務部長      佐々木定夫君      医療施設建設準備室長西  博美君   市民環境部長    廣崎 宏治君      産業部長      泰羅 俊哉君   建設部長      喜多  尚君      都市整備推進室長  宮脇  英君   福祉部長      川瀬 国雄君      教育次長      堀内佐久夫君   水道部長      藤本 丈士君      消防担当参事    豊永 倫生君   環境衛生担当参事  深井  薫君      監査委員事務局長  奥  正明君   秘書課長      森本 和夫君~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  事務局職員出席者   事務局長      蔵冨 政次君      庶務係長      生杉 哲寛君   書記        濱田 謙治君~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                 午前10時2分開議  (議長中森 茂君議長席に着く) ○議長(中森茂君) ただいまから本日の会議を開きます。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(中森茂君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第116条の規定により、議長において藤岡敏清君、樫本勝久君を指名いたします。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第2 議案第 2号 平成7年度名張市一般会計予算について      議案第 3号 平成7年度名張市福祉資金貸付事業特別会計予算について      議案第 4号 平成7年度名張市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算について      議案第 5号 平成7年度名張市東山墓園造成事業特別会計予算について      議案第 6号 平成7年度名張市簡易水道事業特別会計予算について      議案第 7号 平成7年度名張市農業集落排水事業特別会計予算について      議案第 8号 平成7年度名張市土地区画整理事業特別会計予算について      議案第 9号 平成7年度名張市国民健康保険特別会計予算について      議案第10号 平成7年度名張市老人保健特別会計予算について      議案第11号 平成7年度名張市病院事業会計予算について      議案第12号 平成7年度名張市水道事業会計予算について ○議長(中森茂君) 日程第2、議案第2号、平成7年度名張市一般会計予算について、議案第3号、平成7年度名張市福祉資金貸付事業特別会計予算について、議案第4号、平成7年度名張市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算について、議案第5号、平成7年度名張市東山墓園造成事業特別会計予算について、議案第6号、平成7年度名張市簡易水道事業特別会計予算について、議案第7号、平成7年度名張市農業集落排水事業特別会計予算について、議案第8号、平成7年度名張市土地区画整理事業特別会計予算について、議案第9号、平成7年度名張市国民健康保険特別会計予算について、議案第10号、平成7年度名張市老人保健特別会計予算について、議案第11号、平成7年度名張市病院事業会計予算について、議案第12号、平成7年度名張市水道事業会計予算についての11議案を一括議題とし、去る3月6日に引き続き、これより質疑を行います。 柳生大輔君。 ◆議員(柳生大輔君) おはようございます。 平成7年度一般会計当初予算について、1点だけお伺いしたいと思います。 予算書の160ページから161ページにかけて上げられております土木費の中の道路新設改良費で9億9,858万円が計上されております。その内訳は矢川竜口線整備事業5,787万円、それから松崎町新町線整備事業3億4,100万円、そして春日丘中央線整備事業5億3,571万円となっております。その中でお伺いしたいのは、春日丘中央線整備についてであります。 この道路整備は、現在造成されております春日丘団地のメーン道路であり、延長が1,764メーター、幅員が16メーターから17.5メーターと聞いております。そして、今回この整備事業ということで市道の認定も同時に今定例会で上げられておりますが、単純に言いますと、素朴に考えてみますと、市道に認定するということは、団地開発の途上で、デベロッパーでなくて市費を投入して先行して市道として整備することになります。現在、厳しい市財政の中で数億円を投入して、なぜ先行市道認定をして、この整備をすることが若干理解しがたいのであります。なぜならば、大変厳しい財政状況でありますが、ありますので、この際、開発業者に団地造成の中で施工してもらい、一般的な市道の移管と同様の措置ということにすればいいと単純に考えるのであります。この事業は住宅宅地関連公共施設整備促進事業ということはよくわかっておりますし、この制度にのって事業を実施するということは、そんなことで理解をしておりますが、この制度で過去にですね、実施した箇所も何カ所ほどあるとも聞いております。また、この事業費の国庫補助として100分の50ということも知っておりますが、重ねて申し上げますが、市の財政状況を考えると、今回は、開発業者に団地造成の一連の工事で施工すべきと考えますが、この点について市長のご所見をお伺いいたしたいと思います。 ○議長(中森茂君) 市長。 ◎市長(富永英輔君) 今のお尋ねでございますけれども、国において、優良なこの住宅供給政策と相まって、こういった制度が数年前から、もう少し前でございましょうか、できてきております。市内におきましても、各地のたしか梅が丘のところもそうであったと思いますし、百合が丘のところもそうであったと思いますし、そういった形で住宅宅地関連を導入いたしております。また、さらに県といたしましても、名張上野線でございますとか、県道についてもこの国の制度にのった事業を導入しているわけです。あくまでもそういう形で、私どもといたしましても、こういった優良住宅をそれぞれ住宅供給の観点からこの事業にのせて住宅促進を図っていくと、こういうことが大事なことだろうと思っておりますし、当然のことながらそれに伴います負担分につきましては、開発業者等で負担をしていくと、こういった財源措置もいたしているところでございますので、ご理解をいただきたいと思います。 ○議長(中森茂君) 柳生大輔君。 ◆議員(柳生大輔君) 先ほどの市長の答弁で、開発業者も一部負担するというようなご答弁がありましたが、それについてはそうでないということであります。 とにかくですね、この開発について、この制度を運用しなければならない義務と申しますか、法的に決まっているのであれば仕方ないことと思います。そこのところがいまひとつ理解しがたいのであります。こうして平成7年度予算で計上されておりますので、今さら変えるということも難しいと考えます。一応そんなことでお認めをさしていただきたいと思いますが、もう少しこのことにかかわりお尋ねをしておきます。 この制度の目的は、住宅建設事業及び宅地開発事業の推進を図るため、これらに関連する建設省所管の公共施設整備に関する事業について、地方公共団体に対し国が特別の予算枠による補助を行う制度を定め、それをもって良好な住宅及び宅地の供給の促進に資することを目的とすることとなっておりますが、先ほども申しましたように、既にこの制度にのって事業を実施している箇所が数カ所本市であるわけですが、今回の春日丘団地についてもこの制度を運用し、公共事業、つまり春日丘中央線道路整備事業を団地造成に投入するということでありますので、宅地供給の際に低廉で良質な住宅宅地を消費者、いわゆる住宅宅地購入者に適用するように、つまり市費をもって公共事業に投入した分を、名張の住民となる消費者に還元できるようになっているわけですが、どう還元されているのか、されるのか、行政指導なり監視という面についてどのようになされるのか、お尋ねしておきたいと思います。 ○議長(中森茂君) 市長。 ◎市長(富永英輔君) ちょっと私の方、先ほどのお答えの中で訂正をさしていただきたいと思うわけでございますけれども、今回の春日丘の中央線につきましては、国のルールどおりの負担でやらしていただくと、こういうことになっているようでございますので、ひとつご理解をいただきたいと思います。先ほど、私の方はそのルール分以外の業者の負担は別の形で寄附等でいただくようでありますので、道路につきましてはルールどおりと、こういうことでございますのでご理解いただきたいと思います。 それから、ただいまの点については、具体的な点について、建設部長からお答えを申し上げたいと思います。 ○議長(中森茂君) 建設部長。 ◎建設部長(喜多尚君) ご質問にお答えをいたしたいと思うんでございますが、国県それから名張市のそういった公共の投資が具体的に優良な、その適切な住宅の供給という形の中で、具体的にどういうふうに生かされているのかというあたりの質問であったかと思います。 現行の制度の中では、こういった制度を取り組んだということを踏まえて、開発業者がこの何ていいますか、売り出す原価計算の過程を国ないし県に提出すると、そういう義務的なことはございませんけれども、こういうふうな制度を運用をいたしたからには、行政指導の中で適切にそういうものが生かされているということについて、これはその要綱等ではそういう義務はございませんけれども、そういったものを提出させて適切に指導してまいりたいと、こういうふうに考えております。 ○議長(中森茂君) 柳生大輔君。 ◆議員(柳生大輔君) 市長にお尋ねいたします。 この件につきましては、この定例議会前の建設水道常任委員会で事前審査がされてきております。委員会で若干の思いはあるものの、資料をもらったり説明を聞いているうちに、仕方ないなと、こう思ってきたところでありました。 私が、この件についてなぜ今回の本会議であえて質問をさせてもらったかということは、3月定例議会前の建設委員会で、当初予算にかかわるということで大変重要な委員会にもかかわらず、市長のみならず助役も出席していなかったからです。あのとき市長が出席をしていたならば、市長に直接ご所見を聞かせていただいて、そうしていたら、きょう何もお尋ねすることはなかったわけです。あの委員会の冒頭、委員長初め各委員からも、市長はなぜ出席しないのか、市長がだめなら助役はどうなっているのか、そういう声があったわけです。事務当局は、議会規則ではどうしても出席しなければならないとはなっていないとのことでありましたが、その日どうしても都合がつけられなければ日程変更ということも考えられたと思います。たとえ規則がそうなっていても、通例から見れば、また聞くところによりますと、前永岡市長当時は市長、助役どちらかが出席していたと聞いております。私も議員になりまして4年半経験さしていただきましたが、常任委員会等で市長、助役、両方出席しなかったこともあったように記憶をしております。極めてその辺が理解しがたいのであります。やはり、こういうことでは乾さんがよく申されておりましたが、委員会軽視すなわち議会軽視と言われても仕方がないと考えます。このことについて市長はどのように考えているのか、ご見解をお伺いしたいと思います。 ○議長(中森茂君) 市長。 ◎市長(富永英輔君) 原則的な話を申し上げますと、私どもは議会に対して出席をいたしますのは、基本的に議会の要請に基づいて説明要員として出席をさしていただくと、これが原則的なところになっているところでございます。それから、そういうことも含めて、この委員会等への市長、助役の出席等について、私が市長に就任をいたしましてから議会でルールをお決めいただきまして、会期中の常任委員会はどちらか手分けをして出ると。閉会中の常任委員会については、基本的に部長で対応すると、こういうぐあいに私どもルールを決めていただいて、そしてその中で私どもの日程調整等もさしていただいているところでございます。そういうことが一つと、それからもう一つは、私どもこう組織的にきちっとした仕事をさしていただいておりますので、どうかそういう点を考えますと、私ども担当部長を十分信頼していただき、また一方でご指導いただきながら、これからもよろしくお願いを申し上げたいと存じます。したがって、そういった点につきまして、また今後、ご審議いただく、ご調査いただく内容等によりまして、必要に応じて私どもも出席をさしていただきたいと、こんなふうに思っております。 ○議長(中森茂君) 柳生大輔君。
    ◆議員(柳生大輔君) これからはこういったことのできるだけないように気をつけていただきたいと思いますし、極力市長みずからが出席していただけるようお願いをしておきます。 それから、質問は1点だけと申し上げましたが、さきの一般質問の答弁漏れが予算書の175ページに計上されておりますので、このことにかかわることですので、この際お尋ねをしておきたいと思います。 住宅マスタープラン策定業務ということで計上されておりますが、住宅マスタープラン、いわゆる公営住宅整備マスタープランの中に、今回の阪神淡路大震災での教訓を生かして、公営住宅の建てかえ計画で民間住宅に対する指導、マスタープランの中にどう反映していくのか、さきの一般質問でお伺いをしております。その点について再度お答えを願いたいと思います。 ○議長(中森茂君) 建設部長。 ◎建設部長(喜多尚君) 1つは、何ていいますか、設計、設計計算上の一つの基準のとり方をどうするかという問題と、それからもう一つは、全体の敷地の中で適切にもう空地をとっていくと、あるいはまたそういう災害のときに、このちゃんとした道路へこう連絡ができるようなネットワークをちゃんとしておくとか、そこら辺の問題も改めて今ご指摘いただきましたように、こういった阪神淡路の震災というものをやはり教訓に置いた視点の中で考えていかなけりゃならんというふうに考えておりますし、具体的に、その強度といいますか、建物の強度という点に着目してどうするんかということになるわけでございますが、これは適切に建築基準法の規定等に照らして、適切にやっていくというふうな考え方でございまして、十分そういった今回の震災のことも頭に入れながらマスタープランをつくっていきたいと、こういうふうに考えておりますし、また固まるまでには議会の皆さん方にもお諮りをして、ご意見等も承っていきたいと、こういう形で進めていきたいと考えております。 ○議長(中森茂君) 梶田淑子君。 ◆議員(梶田淑子君) これまでの4回の予算審議に携わってきましたが、──────────────────────────。───────────、─────────。 ──────────────────────────────、───────────────────。 当初予算を編成するときと執行の間には変動が生じ、更正する部分が出てくることは了解できますが、しかし余りにも更正する部分が多過ぎるように思われます。当初から不用額が出ることを承知で予算を組まれているのでしょうかという疑問を持ちました。当初予算編成が、編成はこの予算を組まれるときに問題があるんかなとも思いますけれども、それともまたそういったことが作為的になさっているんかなという疑問を持っておりますので、その辺のところをお答え願います。 歳入予算は見積もり的なものですが、歳出予算の執行は法律行為ですから、議会が慎重な審議をするわけです。市当局は数カ月をかけて予算編成をなさるので十分にわかっていて当然なことなんですが、しかし税金を納めている市民を代表して慎重に審議をしなければならない議員は、予算案を受け取って、精読する期日は数日しかありません。これではすべての会計予算などに目を通して注意をして、そして疑問点を見出すことは本当に大変なことだと思います。したがって、ぜひお願いしたいことは、歳出予算にかかわる節の説明はでき得る限り詳細に記入していただきたいと思います。特に、平成7年度当初予算書は用紙が大きくなったにもかかわらず、平成6年度当初予算に比べて著しく節の説明が省略されております。本年度のことは今さらどうもできませんが、必ず来年度からは、必ず歳出予算に係る節の説明はでき得る限り詳しく記入していただきますようにお願いいたします。 それから、61ページのところで大学誘致に50万円が計上されております。これはどの節に組まれているのですか。この予算はまたどのように使われるのか、いろいろと一般質問等でも問題が出ました大学誘致につきまして、何年か前にアンケートをとってはいただいておりますが、それから年数もたっておりますし、市民ニーズもかなり変わっておりますし、皇学館というのは、具体的に大学名が出てアンケートがとられたわけではありませんので、この点についてもう一度市民の声を反映さしていただくために、アンケート等をとっていただくようなこともお考えになって、この予算がつけられているのかどうかお尋ねをいたします。 以上です。 ○議長(中森茂君) 総務部長。 ◎総務部長(佐々木定夫君) まず予算の中で、昨日ご決定をいただきました補正予算が非常に不用額が出ておるというようなことでございますが、それぞれ事業課が事業を行いまして、そうした中で、場合によりましては、その事業が予定どおり何らかの事情で進まなかったり、あるいは一方では、それぞれ努力をいたしまして節約をしたというようなこともあろうと思いますが、そのようなことが複合的になりまして、あのような減額部分、あるいは増額部分というようなことが出てきておりますので、ひとつご了承いただきたいと思います。 それから、予算書の提出につきましては、私ども予算編成から議会の招集日まで非常に日程の短い中で努力はいたしておりますけれども、現在では告示日の日に各議員さんにお配りをさしていただくというようなことでございますが、なお一層努力をいたしまして、一日も早くお手元に届きますように今後努力をいたしたいと、こう考えています。 以上でございます。 ○議長(中森茂君) 市長公室長。 ◎市長公室長(奥西正利君) 大学誘致の関係の予算の内容についてお尋ねをいただきましたわけです。 大学誘致に関係しましては、事前調査、研究、そういったものにしておりまして、旅費とかあるいは消耗品とか、あるいは研究等に要する報償費とか、そうしたことで50万円を計上さしていただいております。事務的な経費のみでございます。 それから、アンケート等のご提言もあったわけですが、先日もお答えさしていただいたように、今いろんな計画を練っている、あるいは事前調査をしている段階でございますので、そういった中で検討を加えていきたいと、このように考えております。 ○議長(中森茂君) 梶田淑子君。 ◆議員(梶田淑子君) 総務部長よりこの予算書の提出を早くするっていうふうに言っていただきましてありがとうございます。 それにかかわって、ちょっと申しましたが、節の説明部分が平成7年度の予算書は本当に、平成6年度に比べて大まかにしか出ておりませんので、その辺のところも詳しく今後していただきますようによろしくお願いいたしておきます。 ○議長(中森茂君) 総務部長。 ◎総務部長(佐々木定夫君) 限られた備考のスペースでございますので、なるべく私たちといたしましても、この様式を、予算書の書式を改めましたときに、できることなら多く書きたいというような気持ちはございますけれども、限られたことでございますし、また一般事務費的なことなども含まれておりますので、余り書きますと、またかえってわかり切ったことだというようなことにもなる点もあるかと思いますけれども、ただいまのご意見も十分頭に入れさしていただきまして、今後また考えていきたいと思います。 ○議長(中森茂君) 梶田淑子君。 ◆議員(梶田淑子君) 大学誘致はそうしたらどの節に入るんですか、それ1点お答えください。 ○議長(中森茂君) 市長公室長。 ◎市長公室長(奥西正利君) 61ページの企画費の報酬、報償、ずっと項目ごとにあるわけですが、報償費それから需用費、それから旅費といったところでございます。 ○議長(中森茂君) 西田英夫君。 ◆議員(西田英夫君) それでは私の方から一、二点、お尋ねをいたします。 まず、この予算書の159ページでございますが、これの土木費の交通安全施設費でございます。本年度、7年度予算におきましては1,300万円計上されております。これにつきましては、ガードレールそれからカーブミラーの安全施設というふうに聞き及んでおりますが、これの内訳をですね、ちょっとお伺いをいたしたいと思います。 それと、それからもう一点は、予算書の171ページでございますが、ここで土木費の本町夏秋線の整備事業でございますが、これにつきましては、東町工区というふうに伺っておるわけでございますが、これにつきまして一応1億5,632万円ですかね、これだけ計上されておるわけでございますが、これの大体見通しでございます。現在、あそこの消防署のところからずっと今工事がなされておりますが、これ、私がなぜかと申し上げますのは、通学路の安全確保ということがございまして、あそこから今途中まで部分的に開通されておりますが、そこまでは大体いつの時点であそこまでつなげるのかと。そしてまた、これから本年、7年度におきましてどの程度まで進捗ができるのか、そういった見通しにつきましてですね、ちょっとお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(中森茂君) 建設部長。 ◎建設部長(喜多尚君) 2点ばかりのご質問にお答えをいたしたいと思うんでございますが、まず本町夏秋線のご質問でございます。きのうも中島議員さんのご質問にもあったんでございますが、実は四千幾らの工事費を繰り越しをさしていただいて、平成6年度に引き続きこの事業をさしていただくということでございまして、なぜ繰り越しかといいますと、起業地にある移転家屋の代替地での住宅の完成がおくれたために、既に工事の発注をしておりますその工事ができないということで繰り越しを、きのうの補正予算の段階でお認めをいただきました。したがって、一たん予算を返すんじゃなしに、既に契約をしてあるその契約の工期を変更し、引き続きこの平成7年度の中で事業をやっていくと、こういうことでお認めをいただいております。したがって、その工事が完成する時期でございますけれども、6月の末を予定をいたしております。6月の末になりますと、現在の消防署のところから見たときに、家が建っておりまして道がつながってないわけでございますが、その間の道路は6月の末にはつながって、ちゃんと完成をすると、こういうふうな予定で進ましていただいておりますので、ご理解を賜りたいと思います。 それから、交通安全費の中のいわゆる第2種の1,300万円の事業費の内訳ということでご質問があったわけでございますけれども、これきちっとしたそのものをもって対応してるわけではございませんのですけれども、通常ガードレールやとかそういったものについては、おおよそ半分ぐらいな目安、それからカーブミラーやとか、それから、その防犯灯やとかいうふうな形のガードレール以外のものについて、おおよそ、その半分ぐらいの間で予算の対応をしていくというふうな考え方で進めさしていただいております。予算を組むときに、およそ、何といいますか、要望をいただいておりますので、大体どことどことというような大まかな考え方を持ってやっておるわけですが、実際、実施に当たっては、その辺の考え方が少し食い違いがしたりするわけでございますけれども、およそ半分ぐらいはガードレール的なものに、それからあとの半分はそのガードレール以外のそういうふうな安全施設の費用に使っていくと、こういうふうな形で従来から予算の執行をさしていただいておりますので、ひとつそのようにご理解いただきたいと思います。 それから、東町、平成7年度の予算の中でご質問ございましたんですが、東町工区がいつ完成をするかというとこら辺のご質問でなかったかなというふうに思うんでございますけれども、ちょっと完成年度の資料が見あたらないので、後刻ちょっとまたご答弁さしていただきますんで、よろしくお願いします。 ○議長(中森茂君) 西田英夫君。 ◆議員(西田英夫君) 先ほどのこの消防署のところからのつながりは、大体6月の末ということでまあまあ伺いましたので、この時点になりましたら、私も一般質問のときにもお願いしておりましたように、この通学路につきまして、非常にあそこら辺が危険な箇所がございまして、この地点におきましては、地元の区長それからPTA会長等から要望なり、お願いが出ていることは私も承知をしておりますので、そういう面でひとつこの安全対策ということを優先的に考えていただきたいというふうに考えます。 それから、先ほどの交通安全対策費でございますが、ガードレール等も相当各全市的には必要な箇所もあるように思われます。そしてまた、このカーブミラーでございますが、カーブミラーにつきましても、何回も事故が発生しておりながら、いまだにそういうふうな処置がなされておらないと。予定をされておってもなかなか実施が長引くというふうな状態でございます。そこら辺がどういうふうになっておるのかですね。かけ声があって、これは何とかできるんじゃないかと認められましたというふうなことから、非常に長期間を経過していてもなかなか実施に踏み切っていただけないというふうな苦情等も私たちはよく聞くわけでございます。何と申しましても、そういうふうなその身の安全を守るということは、一つはこれ道路管理者としての責務でもございますし、何か人身事故が発生した場合にも、この場合にもやはり管理者として、またその管理上のですね、責任を負わされることは賠償責任も当然かかってくるというふうに考えますんで、ここら辺のご見解をひとつ道路管理者の市長の方から承りたいというふうに思います。 それから、非常にこの交通安全に関する事業費が何か少ないようにも思われるわけでございますが、こういう点につきましては、教育委員会の方でも非常に苦慮されて、頭の痛いところであろうというふうに私たちも考えておりますが、どうかひとつこの辺にもう少し温かい手当てをしていただくようにお願いしたいと思うんですが、そこら辺の見解もあわせてお伺いをさしていただきます。 ○議長(中森茂君) 市長。 ◎市長(富永英輔君) まず、基本的に交通安全といいますのは、ドライバーにいたしましても歩行者にいたしましても、それぞれが交通法令なり、あるいはマナーをわきまえて、安全運転また安全な歩行をしていくと、このことが基本であろうと、こう思っております。道路管理者としての責任と、こういうご質問でございますけれども、その事故が道路管理上に起因をしていると、まさしく道路管理の問題そのものが事故を招いたと、こういうことでありましたら、これは大変なことでございますんで、そういった点では私ども十分に配慮しながら、交通安全施設またそういった安全な道路環境を確保するために、順次整備を進め努力をいたしているところでございます。しかし、冒頭申し上げましたように、あくまでも、やっぱりドライバー、歩行者が交通安全につきましては細心の注意を払っていただくと、このことが基本であろうと思っております。 ○議長(中森茂君) 建設部長。 ◎建設部長(喜多尚君) 平成7年度の現在ご審議をいただいている予算の中での本町夏秋線の整備でございますけれども、この路線については、東町工区でございますが、平成5年度から取り組んでおりまして、平成9年度に全体を完了をするという形で取り組んでおります。したがいまして、大屋戸の方からずっとこの栄町工区を経て消防署のところへ全体的にこうつながっていくそのルートの確保は、この平成9年度という形に実はなります。しかしながら、その中で栄町の工区については、本年度の6月に完成をさしていくと、こういう形でございますので、ご理解を賜りたいと思います。 それから、交通安全施設の事業の執行過程の中でのお話が、ご指摘があったわけでございますが、予算の範囲内でしかできないということで、そういうお話もさしていただいておるわけでございますが、ご要望いただいて、じゃあ、これはこういうふうになります、こういうふうにしますと、そこら辺の私の方のお答えが、やっぱり要望者の方に的確にこうお伝えをし、ちゃんとお話をしていくというとこら辺が、少しご指摘のように欠けておりますと、要望したのにどうだろうかというような、そのお話にも当然なるわけでございますので、そこら辺について、こういう形でできますと、こういう形で待っていただきます、こういう形でできませんと、そこら辺をですね、少し的確に私の方の部門とそれからご要望いただいた方々に的確にお話をして、意志の疎通を図っていくという形の中で、今後事業の執行に努めてまいりたいと、こういうふうに考えております。 ○議長(中森茂君) 西田英夫君。 ◆議員(西田英夫君) どうもありがとうございました。 先ほど市長の方からご答弁がございました。ドライバーの方にも過失があるんではないかと、当然これはどんな事故が発生した場合におきましても、この過失責任と言われるのは、これは道交法によりましても、70条の注意義務違反ということを当てはめますと、どんな場合でも過失はあると。今までのいろいろな判例等を見てまいりましても、そういうふうな状況ではございますが、それにまた一つこの管理責任というのは、どんな場合でも、これは問われるわけでございます。そういう点からですね、万一、重大な人身事故が発生することがあってはならないわけでございますが、そうした場合にも、やはりきちっとして道路の欠陥とか瑕疵とか、そういうふうなあれによって事故が発生したと、まさしくまた、特に私、一般質問でもお伺いをいたしました通学路の問題にいたしましても、非常に危険な箇所は、これは道路管理の責任に期すべきような危険な状態の箇所がございます。そういった点をもう一回見直しをしていただきたいというふうに思うわけでございます。この前も教育委員長からのご答弁をいただきまして、十分心得ておると、一度に解決できないというようなことで、国県との関係もあるわけでございますが、こういう面はひとつですね、余り時期を置かずに、いろいろ要望が、要望書等が出ておりましても、それに対する手当て、何ら出しっ放しで何らその処置も何もなされておらないというふうなことも承っております。そういうふうな面につきましても、できることとできないことはあります。金もかかります。そういうふうな面で丁寧に、ひとつ、せっかく本当にのっぴきならんような状況で要望なりお願いをしておるわけでございますので、そこら辺はひとつ十分ですね、対応ができるように、早く安心できるような処置を講じていただきたいと思うわけでございます。もうこの4月の新学期を間近に控えておりますが、特に中学生等が自転車で、まだ運転技術につきましても、本当に通学路の状況につきましてもわからんまま通学していくというふうな、非常に危険な状態も考えられますんで、ここら辺のところもひとつ十分ご留意をしていただきたいというふうに思います。 それから、特に私がお願いしておきたいのは、私も地元の方から要望書の写しをですね、参考にということで、去年の12月に出されました要望書、それからことしの2月と両方いただいておるわけでございますけれども、これに対するですね、ひとつ地元の区長さん、それからPTAの会長さん方にどういうふうに対応されておられるのか、そこら辺をちょっと承りたいと思います。 ○議長(中森茂君) 教育委員長。 ◎教育委員長(辻敬治君) この前の一般質問にもお答えさしていただきました。私どもできる限り、そういうふうな事故のないように努力はいたします。いずれにいたしましても、私ども工事の関係は持っておりませんので、私どもにできるのは、やはり子供たちが自分で危険なところを走ってるんだという自覚のもとにやっていただかんと、私らのできるのはそういうふうな範囲であって、そういうふうな危険な箇所につきましては、関係の方々のご指示を得て、早く解決していただかなならんですけれども、即刻すぐにというふうなわけにもまいりません。そういうふうなものを的確に把握して、こういう場所があるんだということを子供たちに危険な場所をやはり提示して、特に自転車なんかの場合でしたら、横着な乗り方をするような子供たくさんありますので、そういうふうなことのないように、また指導もし、現地等も先生方にも確認していただいて、そういうふうな適切な指導をしていただくというのが、やはり私どもの務めではなかろうかと思っております。ドライバーの方はもちろんでございます。それさえやっていただけりゃ、危険なところは20キロって書いて、30キロって書いてあったら30キロで走っていただいたら、そういうふうな事故も防げるという面もたくさんありますけども、しかしそれは現在の状況の中では、本当にドライバーのマナーに期待するよりないような形でございます。そういうふうなことがありますので、私どもとしては生徒、児童にそういうふうなことの徹底を図っていきたい。 なお、いただいております要望書につきましては、次長の方から対応についてご返答をさしていただきたいと思います。 ○議長(中森茂君) 教育次長。 ◎教育次長(堀内佐久夫君) 12月と1月と2月と3回、それぞれの通学路の要望をちょうだいいたしました。その件に関しましては、それぞれの施設の整備という内容のものでありましたので、公安委員会あるいは道路管理者の方に協議をしておりまして、市関係についてもある程度の既に整備もなされておりますが、そのほか、県なり公安委員会の関係につきましてただいま協議中でございまして、ほぼそうした内容については、それぞれの申し出人の方にご返事できる段階にもなっておりますので、早くご返事を申し上げたいと思います。 ○議長(中森茂君) 西田英夫君。 ◆議員(西田英夫君) ありがとうございました。 ひとつ、そういうふうに切なる思いを込めてお願いをしておるわけでございますんで、それに対しまして、行政当局の方はなかなか何もしてもらえないというふうなことになっては非常に申しわけございませんので、これひとつ一たん何かありますと、本当に命にもかかわるようなことでございますので、ひとつその辺の事情はよくわかっておりますが、こういうふうな経過でこういうふうに処置をするとか、できないとかできるとか、そういったことをですね、これ全部できてから対応するというんでなしに、やはりそこら辺にひとつでもちょっと一生懸命に、当局の、行政当局の方としてもやっておるんだよというふうな姿勢をですね、ひとつ示していただきたいと。これにつきましては、担当の方からそういうふうなあれがありましたら、そこに対しまして早急に、できましたらこの3月中ぐらいまでに何とかですね、地元の方へ届くような処置をお願いしたいと、こういうふうに考えますんで、ひとつよろしくお願いいたします。 それじゃ、以上で私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(中森茂君) 樫本勝久君。 ◆議員(樫本勝久君) 平成7年度予算にかかわりまして少しお尋ねいたしたいと思います。何しろまだまだ勉強中でございますので、できるだけ詳しく教えていただきたいなというように思います。 まず、1点目に農林関係でございます。ページ140ページ、138ページにつきまして、農業振興費ということで大きい項目を上げているわけでございますけども、ウルグアイ・ラウンドなどなど、たくさんの当面した事態が発生してきておるわけでございますけども、農業に対する後継者の対策について、少しこの予算的に見ても余り力が入れられてないと思いますので、その点についてお尋ね、1点しておきたいと思います。 それともう一つ、農林関係につきましてですねんけども、負担金について、特に農業関係の事業、地元などとやるわけですけども、農林関係については負担金が非常に多い、高い。まして道路、水路改修、新設などなどあるわけですけども、その中で地元の負担金が非常に高い。また、水路につきましても、やはり住宅が建ち、押し寄せてくる中で、その住宅の排水関係、またはそれに伴う車の通行ということで、農道、強いて言うては用水路という位置づけもはっきりしてこない。混合してくるんじゃないかなと、そんな中でやはりこれだけの負担金が高い、地元の皆さんにお聞きして。犠牲ではないです、便利よくするためのということで負担金は払っているわけですけども、それに伴う、その先ほども言いましたように、その住宅なり道路につきましても、つけたらこれは私らの農道だという位置づけもできない。そんな中でのやはり負担金というものをもう少し考えるべきではないかなというふうに思いますので、ちょっとその辺についても聞かしていただきたいと思います。 それから、水道のことにつきましてですけども、昨年度、きのうの6年度の補正も見さしてもろてるわけですけども、第3次計画につきまして、これ10年計画でありますし、今5年の半ばでございます。この中で、非常に補正においてでも△が多いと。△というよりも減額が多いというような形で、一度、この諸費用、人件費などの考え方もあると思いますので、一度見直すべきではないかなと。あと半分あるわけですけども、思いますし、その辺のとこ聞かしていただきたいのと、名張に水道の未給水地域が3カ所。もう既に前から言ってるわけですけども、特にこの1月に起きた阪神大震災におきましても、水というのは非常にとうといものであるということで、これらの防災計画も含めて、見直しの中で早急に何とか位置づけできないものかなと。まして、その金さえというんか、地元分担金さえ払ったら通るのは確かですけども、それがアンバランスでは、一市民としてはアンバランスではないかなというように思いますので、その位置づけというんか、方向性というのをちょっと聞かしていただきたいなと思います。 それと、またちょっともとに戻ります。農業集落排水についてですけども、現在進行しております。まだ未確定の地域もございますし、それに確定してもらうために各地域におきまして協議重ねているわけでございますけども、合併浄化槽を推進する上で、農業集落排水については100%同意ということですので、それが近隣、住宅の流動化により新たに田舎に建ち並ぶについては、その合併浄化槽を導入するということについては100%同意にならんわけです。その点はどのように考えておられるのか、ちょっとその辺等、聞かしていただきたいと思います。 それと、ページ、151ページのテレビ放送共同受信施設でございますが、本年度、7年度は竜口地区だということを聞かしていただいてます。既に6カ所ですか、進んできてるわけですけど、あとの予定があるかないか。7年度以後のをちょっと聞かしていただきたいと思います。 ほかにまだたくさんあるわけですが、一遍その点について聞かしていただきたいというふうに思います。 ○議長(中森茂君) 産業部長。 ◎産業部長(泰羅俊哉君) それじゃ私の方から4点ばかりお答え申し上げたいと思います。 まず農業後継者対策でございますが、最近というよりも、おととしの12月のウルグアイ・ラウンド農業合意によりまして、確かに農業後継者対策、それから担い手対策といったことでいろいろの対策は練られておるわけでございますけれども、当名張市といたしましては、まだウルグアイ・ラウンドにつきましての予算的な問題については書き上げてございません。計上してございません。今後検討していきたいと思います。現状、農業後継者につきましては、経営者クラブというのがございまして、婦人部も同じような活動をしていただいておるわけですが、それに対する補助を出さしていただいておるということと、補助金以外に農業委員会ではいろんな事業もしていただいておりますし、それから県は県で、伊賀は伊賀でそういったものの事業をしていただいておりまして、そういったとこにいろいろ参加もしていただいております。そうして非常に多くの金額が出されていると思います。また、農業後継者につきましては、1年に一遍新しい後継者ができた段階で、激励会等も行っているというのが現状でございます。  (議長中森 茂君退席 副議長加藤富栄君議長席に着く) それから、農業施設に対する改修並びに新設に対する地元負担金が高いじゃないかということなんですが、名張市の考え方といたしましては、いわゆる市単でしたら50%、いわゆる地元分担金が一応50%ということで、国県補助または市単、いずれも50%地元に持っていただいているということになっております。特に最近、住宅が、大きな住宅は別ですが、集落に近いとこにミニ開発されたときの排水につきましては、いわゆる排水路、用水路に放流をしているというような状況でございまして、その放流をするときに、いわゆる管理をしていただく方に、基本的には同意をいただいておりまして、そこに放流をしているということでございますので、できるだけその場合には、いわゆる開発業者にいわゆる整備をしていただくというのが基本的な考え方でいっていただきたいというふうに思いますし、どうしてもそういった場合で残る場合には、これは市全体で考えていかなきゃならん問題だと、こう思います。というのは、農業用排水路でしたら産業部の方で当然事業として取り組まなければなりませんが、そういった位置づけのないものにつきましては、どこでそういったことを解消していくかといったことについては、市全体でもう一度考えるべきではないかというふうに思っております。また、そういうことがないように、今集落排水事業としていろんな各地で取り上げているわけでございますので、もう少しお待ちをいただきたいと、こういうふうに思っております。 それから、集落排水の100%の問題でございますけども、あくまで基本的には100%ということでございますので、そういったいわゆる合併浄化槽をやられた方がおるから、いやいや合併浄化槽を取り入れている集落につきましては、合併浄化槽のいわゆる入っている方がどうしても加入をしないという場合については、それは除外していただいても結構でございますけれども、合併浄化槽にいたしましても、点検、それからいわゆる耐用年数もございますので、やはりその中で入っていただくというのが基本的な問題ではなかろうかというふうに思っておるところでございます。 それから、テレビの難視聴地の解消でございますけども、現在4カ所ほど終わっております。ことし7年度については、竜口地区でございまして、その他鵜山とか、それから国津の方でも一部聞いておりますので、そういったものを順次手がけていきたいというふうに思っているところでございます。 以上です。 ○副議長(加藤富栄君) 水道事業管理者。 ◎水道事業管理者(山地浩二君) 2点ばかりご質問をいただいたわけでございます。 1つは、第3次拡張事業のことにつきましてどうかと、こういうことでございます。 ご承知のように、水道の場合、適時適切に時期を考えながら投資を行っている関係もあるわけでございますけれども、先ほどご指摘いただきましたように、10年という長い経過の中で、先般、和田議員に対してもお答え申し上げましたように、工期に対しては若干検討しながら見直さなきゃならないと、このように考えております。 もう一点ご指摘いただきましたのは、ちょっと私聞き取れなかったんですが、これ未給水区域というふうに、いいわけですね。未給水区域、なんか3点、3カ所地域があると、こういうふうなご指摘であったと思いますが、上水道の給水区域にその地域は入っておりません。したがって、3地域というのは議員のご指摘のように赤目の長坂地区と、それから中知山と鵜山ということだと思いますけれども、これの方向性についてはどうかと、こういうことでございますけれども、これは第3次拡張計画時点でも既に明記され、ご説明を申し上げておるわけでございますけれども、中知山、鵜山につきましては、飲料水供給施設でやっていこうと、こういうふうに計画あるいは方向性を定めております。時期についてはまだ明確ではございません。赤目につきましては、簡易水道あるいは無水源飲料水供給施設でいくかということについては、現在も検討しておりますし、議員の方から、昨年の9月だったと思いますけれども、ご質問をいただいたときにも、今後において検討をしておりますというふうにご説明申し上げたとおりでございます。現在も検討いたしております。 以上でございます。 ○副議長(加藤富栄君) 樫本勝久さん。 ◆議員(樫本勝久君) 農業問題につきましては、この農業後継者対策につきまして、今聞かしていただいたわけでございますけれども、経営者クラブなど各団体があるということで、それについては補助金もかなりというよりも、十分ではあるかないかわかりませんけども出しているということ聞かしていただいたわけですけども、その補助金はもちろん、経営、その団体を育成するためにも必要なわけですけども、それ以外にですね、農業後継者問題、また農業振興の立場から、考え方から、名張からこういうものをひとつやってみたらどうかというような問題というんか、話題提起みたいなものをなされているんでしょうか、そこらもひとつ聞き。皆さん各それぞれ農業を営まれているわけでございますけども、常に我が道、我が仕事を行くということだけと違って、名張市全体の農業の担い手の皆さん、名張市はこういうふうに考えているんだ、こういうふうな問題にひとつ取り組んでくれへんかというような、一つの事業なりも提起されるのも一つの方法ではなかろうかなというふうに思うわけでございます。 それから、地元分担金につきましては、これもよくわかるわけでございますけども、地元分担金出して、50%出して既に完成した、また道路につきましては、もうしりから傷んできたと、交通量が激しいために。特に農道の場合は重量物が通るというような設計ではございませんし、アスファルト舗装にいたしましても、かなりそういう薄い、強度が悪いというのかな、いうような設計でございます。そこで大きな重量物などが通ること自体が農道であってはおかしいわけでございますけども、これも道がついたら通るというのはやぶさかではないかなと思いますし、通るなと言うこともできないかなというような解釈もしているわけでございます。また、その中には通行、農道を通行していて事故ということになれば、これは責任問題ということで法的にもかかわってくるかわかりませんけども、まずそういうことで、既にできたところも傷みが激しいという中で、また直していくのについては補助金、分担金という問題が出てくるということで、これ何とか考えられないかなというのが私の考えでございます。 集落排水につきましても、合併浄化槽をつくっている人は100%の中に除外するということでございますけども、集落排水にしろ合併浄化槽にしろ、我々生活の排水を直接水路に流す、それによって環境汚染が心配だということで集落排水、合併浄化槽設置というのが根本的な考えであろうかと思います。そんな中で、やっぱり集落排水、昔の小川にメダカがすいすいという環境を取り戻すということからいえば、その合併浄化槽、無理して地域の同意を得て合併浄化槽というのもひとつ考えもんだなというふうに思うわけでございますけども、それには、農村地域におきましては非常に範囲が広いということで大変難しいとこもある。また、集落排水にできない飛び地なんかは、合併浄化槽で対応していかなければならないということもあるわけでございますけども、その辺も特に赤目の場合には、地域を指定してということは余りいいことではないんですけども、非常に今現状、現在新しい方がふえてきてるという中でのこの経営のやり方。また既にやられた丈六地域におきましても、それから戸数がふえているという現状の中で、水質がよくなったり悪くなったりということにならんかなというように思うわけでございます。 水道につきましても、何遍も聞いてますもんでよくわかるわけでございますけども、私は強いてきょう取り上げたというのは、災害時、水というのは大変重要だということでございますし、これについては一日も早くその方向づけをしていただきたい。その方向づけもしていただいた中での地元分担金、これも分担金にかかわるもんですけども、できるだけ市民一律になるような工事費の市の負担を多く、水道の負担を多くするというような形でなれたところでしてほしいなというのが考えでございます。 それから、新たにページ、171ページの平尾朝日町線のことについて、都市計画に基づいてちょっとお伺いしたいと思います。8年度完成ということで、現在進行されてると思いますけども、その進行状況を、余りこの中ではまだ明確に出してはならない部分もあるかと思いますけども、よろしくお願いします。それに伴う朝日公園整備事業についても伴ってくるわけでございます。これに強いて私なぜ取り上げたと申しますと、もう地域的に言いますと、上久保病院の交差点、名張におきましては、非常に変則的な交差点でございます。そこにもう1本つくということになれば、ますます複雑な交差点にならないかなという懸念からでございますので、ちょっとその辺、進行状況並びに現状をお聞かせいただきたいなと思います。 それともう一点、92ページの障害者福祉事業推進費でございます。これにつきましては、1つずつどうやこうやというのは、これ大変な問題でございますけども、私この身障者福祉制度のあらましというやつをもらっておりますけども、これもいつ作成されたかわかりませんけども、まず市の負担助成の欄ですわね、年間24枚のタクシー券、1枚460円、これワンメーターでも行けないと、これ助成という立場から考えれば、少しでもお役に立ててくださいということかものように思うわけでございますけども、ちょっとその辺一つの例をとったらそういうことで、いろいろその中にはガソリンなどなどようけあるわけでございますけども、見直しも必要じゃないかなと思うんですけども、ちょっとその辺の見解の方もお聞かせいただきたいなと思います。 ○副議長(加藤富栄君) 建設部長。 ◎建設部長(喜多尚君) 平尾朝日町線の関係についてのご質問にお答えをいたしたいと思うんでございますが、上久保の交差点が非常に変則になるというご指摘でございまして、まさに変則になります。それで、その辺の交通安全対策としての信号機等ですね、公安委員会のサイドでお願いをせんならん事柄があるわけでございまして、その辺については現在事前協議をいたしておりまして、なかなか難しいなという形の中でいろいろ協議を進めさしていただいております。どういう方式にするかという答えはまだ出ておりませんけれども、これが完成したときには、こういうふうな信号の処置をせないかんということの中で、現在公安委員会とそういう協議を進めさしていただいております。市の方が事業主体になるわけでございませんし、公安委員会の方で設置をしていただくわけでございますけれども、やっぱりこの名張市の中でできた、発生した事件でございますから、市の方も絶えずですね、公安委員会へ出向いて、協議をさしていただいておるということでございますので、そのようにご理解賜りたいと思います。 それから、朝日公園のお尋ねでございますが、朝日公園は、平成7年、ことし、それから平成8年で完成をさしていきたいと。したがって、その前の道路についても同じような形で完成に持っていくというふうな考え方でございます。全体的な計画といいますか、平尾いわゆる上久保病院からずっと行って、産業会館の裏を通っておる道路に連携するまでの間を事業認可をいただいて現在取り組んでおりまして、上久保病院から延長で申し上げますと763メーター程度ございます。それらについては、事業、最終の事業年度でございますが、えっと済みません、大変失礼しました。事業認可は一応、事業認可区間は一応平成10年という形で事業認可をいただいて逐次取り組んでおりますが、朝日公園の関係は、やっぱり公園の接している部分については、公園が供用開始する時点でやっぱり完成を見ておくという必要がございますから、そういう形の中で、現在関係者の、関係する地権者に鋭意お願い、いわゆる用地の交渉をお願いをしておるということでございます。 ○副議長(加藤富栄君) 産業部長。 ◎産業部長(泰羅俊哉君) 2回目の質問にお答えをしたいと思います。 特に農業問題、後継者のいわゆる問題というよりも、農業施策全体どうするんかという問題があると思うんですが、特に農業後継者に絡みます施策につきましては、平成4年度に農林水産省が示しております新しい食糧、農業、農業施策の方向ということで、農業経営基盤強化の促進に関する法律というのができまして、ここで基本構想をつくるということになっておりまして、平成7年度につくるわけでございますが、その中には一応いわゆるサラリーマンと同じような所得、いわゆる800万円から1,000万円の目標を取り出しまして、いろんな指標をつくってございます。例えば、個別経営でございますと、水田中心に15ヘクタール、水田中心の経営15ヘクタール、これ専業です。それから水稲と、それから野菜の複合経営をするとか、これ水稲が5ヘクタール、それからブロッコリー、ホウレンソウ等で0.4ヘクタールといったことで、そういった農業を指標をつくりまして、それにいわゆる目的を持ってやってる方につきましては、現在、認定農家ということをつくるための作業をしております。そういったことを作業をいたしまして、いろんな指導等を図っていきたいというふうに考えているところでございます。 それから、農道の地元分担金の問題ですが、農道といいましても一概に1本ではございませんので、いわゆる農道としての幹線、それから支線、耕作道、農道でも3つぐらいがあると思うんですが、伊賀の広域農道なんかは特に広域でやりますし、したがってそれは幹線という意味じゃなしに、あれは広域でございますので幹線から外しますと、農道でも幹線、そういったものがございます。そういったその3種類のものも一括して同じような負担金をいただいております。幹線になってきますと、集落と集落を結ぶような幹線でございますし、支線はあくまで農道間の農業団地と農業団地を結ぶような支線、それから耕作道路というのは、あくまで農地の中に入っている農道でございますが、そういった位置づけがはっきりしているものについては、何らかの形で検討する時期ではないかなというふうに考えております。どうするかについては今後課題でございますけども、そういったものも検討してまいりたいというふうに思っております。 それから、集落排水の飛び地をどうするんかということなんですが、当然、合併処理でやる方が事業費が安くつくのか、全体的な集落排水の中で事業費として取り組んでいった方が、どっちが安くつくのか、その辺、経済の投資効率の関係でですね、やはりその辺はいわゆる技術者といろいろ打ち合わせしながら進めていかなきゃならんというふうに思っているわけでございますので、ひとつその点ご了解いただきたいと思います。 以上です。 ○副議長(加藤富栄君) 福祉部長。 ◎福祉部長(川瀬国雄君) ただいまのご質問にお答えいたしたいと思います。 93ページの福祉タクシーの自動車燃料助成のことでございますが、ご承知のように身体障害者にかかわります福祉制度がたくさんございまして、このお尋ねの件につきましては、これは市の単独事業で行っております。自動車燃料費助成事業ということでございまして、お話にございましたように、その助成額にいたしましては、ガソリンが1リッター当たり50円ということでございまして、しかも1カ月40リッターの限度ということでございます。この制度につきましては、58年にこの制度が制定されておりまして、その後、改正はされておりません。そういうふうなことで、今後検討を行う必要があれば検討を行いたいと思っておるわけでございます。 ちなみに、もう一つ、市の単独事業で、重度心身障害者タクシー料金助成事業というのがございまして、この方につきましては、従来が1回の乗車につきまして400円ということでございましたが、460円に改正をされてるということでございます。 その他、市の単独事業では以上でございますれば、一般的な福祉制度の中での助成というものがたくさんございまして、そういった形の中での対応をいたしておるということでございます。 以上です。 ○副議長(加藤富栄君) 樫本勝久さん。 ◆議員(樫本勝久君) 今、福祉の方でお答えいただきましたけども、私、この2項目、市の単独事業について取り上げたわけですけども、ほかの分については市の分、補助というような形で出されてるところもあるわけですけども、今聞かしていただきました58年度ということで、もうこれは大分古いなと、キャラメル1個大分違ってきてるんじゃないかなというように思います。やはり、この方々には、心のある助成ということになれば、やはりその時代に、その時期に応じた形でしていく、見ていかなくてはならないかなと。古いもんを出してこれですよって言うて、果たして理解していただけるかなというところがあります。早急に見直しをしていただきたいというふうにお願いしておきます。 先ほどちょっとせっかく答えてもらいながら、一つテレビ共受の問題で、鵜山それから国津方面でまだあるということでございます。これ強いてテレビ共受についてお尋ねしたといいますのは、今期から名張21受信、放送することになりまして、その反響をまだ二、三日たっているだけでございますねんけども、聞かしてもらうと、初めてであるということ、珍しさもあったかもわかりませんけども、非常に視聴率が高いということを聞いております。そんな中で、やはりこのテレビ放送受信は、これはもうテレビの映らないところのカバーするということで、よくわかるわけでございますけれども、それも含めてそういう、一般質問の中で橋本議員も言うておりましたけども、名張市全体のカバーできるような補助金制度、補助金なり名張第三セクターでやっているわけでございますけども、やはり出資者でもある名張市でございますので、チャンネルを1つよこせというぐらいの気持ちで対応していただきたいなという今後の問題でございます。それで、どこでもだんだんだんだん視聴率が高いという話も聞いてる中で、地域格差がひどなってくるんじゃないかな。前回も市長さんに、市長に聞いたところによりますと、できるだけ地域格差のないように努めますという返事でございましたので、その方向に向けて対処していただきたいというように思います。 農業問題につきましては、まだまだその地域もいろいろあるわけでございますので、また農業団体の皆さんともよくご相談いただいて、また農協からもご相談いただいて、やはり地域農業の特徴のある地域農業に、またそれが後継者継続、後継者対策に結びつくものと思いますので、ひとつよろしくお願いいたします。 以上、そういうことで、お願いしておきまして終わります。 ○副議長(加藤富栄君) 橋本マサ子さん。 ◆議員(橋本マサ子君) 平成7年度当初予算にかかわって、大枠で質問をさせていただきます。 一般会計の歳入歳出、これは昨年度6月補正後と比較して7.8%ふえております。トータルで204億9,300万円となっておりまして、当初予算では初めて200億円を超えるというふうな状況でございます。このように予算の規模が大きくなってきているわけですけれども、歳入の欄で見たときに、8ページの予算分析図表で見さしていただきましたが、市税の欄、これが前年に比べて6月の補正後と比較しまして4,700万円ほど減っております。マイナスの2.4%、そして地方交付税もマイナスの1.4%、国庫支出金もマイナスの1.1%。反面プラスになっているというのが市債の4.7%、繰入金の0.2%、県支出金0.3%、このようにふえております。市債に関しましては平成2年度に比べますと16.1%ふえております。そして、平成6年度の6月補正後と比較しましても、11億1,630万円ふえております。それから、歳出面で見たときに、投資的経費が2.7%増、公債費が0.2%増に比べまして、人件費、これが1.1%減額になって、減額といいますか減っております。それから、補助費が0.8%、物件費が0.2%、このように減ってきているわけでございます。それからもう一つ、公債費の残高で見たときに、平成5年度ではおよそ148億円、これが平成6年度のまだ決算はされてないわけですが、見込み額が168億円、それから平成7年度の今回の当初予算にかかわっての見込み額が189億円になるというふうになっております。これは特別会計、それから環境衛生組合、消防組合など組合の関係も含めますと、トータルで232億円になります。現在の一般会計のおよそ1年分を上回る大きな公債費の残高になるということが言えると思います。それからもう一つ、基金の基金高を調べさせていただきますと、平成6年度の見込み、これが財調で、財政調整基金で31億円、その他の目的と合わせますと110億円の基金高になります。これが平成7年度見込み額としては少し減りますけれども、財政調整基金で27億円、その他の目的の基金と合わせますと95億円、このような状況になるわけでございます。 今の名張市の財政状況を見たときに、規模は年々拡大されていくんですけれども、歳入の面、歳出の面、これをじっと見てみますと、市税が減収されていく中で非常に市債の額が大きくなっていっているし、公債費の残高もふえていっているというような状況が見られるわけでございます。こういった状況の中で、昨日もるるご答弁いただきましたけれども、歳入で市債に頼らないといけない。歳出では人件費などを削減しなければいけない。公債費もこのように年々ふえていっている。そのような状況の中で基金は平成7年度末で95億円になる。このような状況の中で、当面、名張市の場合は大きな事業をたくさん抱えているわけでございます。財政の配分ということでは、本当に真剣にしていただかなければならないと思いますが、こういったことに対する要因とか今後の心構え、あるいは先般の震災におきましていろんな教訓があったわけですけれども、こういった教訓をこの1年間でどのように生かしていくか、反映されているのかという点で、大枠で結構ですので、市長の方からご答弁をいただきたいと思います。 ○副議長(加藤富栄君) 市長。 ◎市長(富永英輔君) ただいまのお答えでございますけれども、絶えず私どもが心配をしているといいますか、かなり注意を払っておりますのも、今ご所見ございましたような点について大変注意を払っているわけです。ただ、基本的に今日の経済動向の不透明さ、あるいは昨日もお答えをしましたけれども、国における地方財政計画、また国家予算そのものも含めてのさまざまな制度改編なり、あるいは今後のそういった、例えばでございますけれども、地方消費税が導入をされてくると、こういったこととあわせて国が地方財政計画をどんなふうに変化を持たしてくるのかと、大変その辺の動向も気になっているところでございます。したがって、私どもは絶えず中央に対して地方財政が安定的に確保できるように常々要請をしてきているところでございます。 したがって、ちなみに本年度の国における財政計画等を見てまいりますと、少なくとも一般の財源面では、横ばい程度の伸びしか示していない、ほとんどがその予算につきまして横ばい程度でございます。しかしながら、この地方債の部分だけは、いわゆる地方単独事業等の事業として、随分大幅な地方債確保がなされていると、こんなふうな、国の地方財政に係る計画につきましても、そういう形で財源を今のところでは地方債に求めてきていると、こういった流れがございます。したがって、そういう流れの中で進め、私どもも対応しながら、さまざまな事業の組み立てを行い、なるべく有効な財源を確保しながら事業展開を図っていこうと、こういうぐあいに苦しみながら予算編成をしたと、こういうところでございます。 ただ若干、特徴的にこの予算書の9ページあたりに出ております歳入を見ていただいてもわかりますように、やはり全体として交付税あたりも引き算をしておりますけれども、このあたりは例の事業展開をやったときに、事業費に対する補正という形で、その年度交付税算入されてくると、そういうものがございます。したがって、そういった事業費補正などが、特に不燃物の処理場関係もありましたりしまして、あそこらの交付税に算入されてきた額も大変大きゅうございました。そういうのはもうことし事業から引かれてまいりますと、交付税ががたんと落ち込んでくると、こういうことになるわけです。 それからもう一つは、市債の方で圧倒的にふえていると、とりもなおさず総合福祉センターの建設と、このことに尽きると思うわけです。この事業も当初補助事業を導入してと、こういうことで考えておりましたけれども、結局ああいった地域における福祉施設の整備事業債というような形でですね、導入をしてくると。したがって、今後、私どもも国に対して、そういった後年度交付税で措置されるような起債部分等については、もう少し別の形での対応の仕方ができないだろうかと、こんなことも含めてしてまいりませんと、今日までの起債といいますのは、あくまでも市で単独、市で許されたいわゆる起債事業に対しまして借金をして、そして市が後年度支払っていくと、こういう起債が、ずっと以前からの起債が、それが主流でありまして、最近では国が補助金を出してきたかわりの部分を起債にかえてくると、そのかわり後年度交付税で措置しましょうと、こういうような仕組みにだんだん変わってきているわけです。したがって、基本的にこういった市債がふえてまいりますし、公債費もふえてまいりますけれども、財源の方は交付税で措置をされてきていると、こういうことでございますので、逆に言えば、最近のこの起債は肩がわりして借金はしておくけれども、結局補助金をいただいているのと同じことだと、こんなふうに考えておりますので、今後の市の財政運営の中で、一般のいわゆる交付税措置のなされない借金の部分と、それから、いわゆる補助金と同じように見ることができる借金の部分と、これは仕分けしながら常々私どもも検討し、なるべくそういった後年度に交付税の措置がなされる事業を中心にして財源を確保しながらやってきていると、こういうことでございますんで、私ども、今議員のおっしゃっていただいたようなことを十分苦慮しながら、中央に対してお願いすべきはお願いし、そして、私ども自身もさまざまな知恵を出しながら財政運営を的確に行うことによって、市民の皆さん方のさまざまな要請にこたえ得る事業展開を図っているところでございますので、よろしくご理解いただきたいと思います。 ○副議長(加藤富栄君) 橋本マサ子さん。 ◆議員(橋本マサ子君) いろいろとご答弁をいただきました。 交付税措置で、できるだけ後年度に対応できるものというふうな形でご答弁をいただいたわけですけれども、すべてが後年度に交付税措置されるのかという点で、もう一度ご答弁をいただきたいと思います。 それから、今、現実的なところで大きな課題をたくさん抱える中で、やはり市民の皆さんの要求、要望というものがなかなかこう通りにくくなっているというのがもう現実のことでもありますし、やはり地方自治体の仕事っていうのは、市民の皆さんの健康と安全を守り、そして福祉の増進に努める、これが本来の基本的な自治体の市民サービスであると思いますので、こういった後年度に大きな負担をかけなければいけないという事業の優先順位というものは十分に配慮していただいて、できるだけ市民の皆さんの市民サービスに結びつく、サービスという言葉はなんかプラスアルファのような聞こえがあるんですけれども、本当に市民の皆さんが今望んでいる、日々の生活の状況の中で今絶対にしてほしいというふうな優先順位をぜひつけていっていただきたいというふうに思います。先ほど西田議員なんかも切実な訴えがありましたけれども、ああいったことなども、やはり市民の皆さんの安全を守っていくという面では大事なことですので、そういった点もぜひ考慮していただきたいというふうに思っております。そういう意味では、先般、一般廃棄物の基本計画も概要だけを提示していただきましたけれども、これからの15年の計画というふうな意味におきまして、私どもは現在までにもう何回となく市民の皆さんの要望なんかをこの議会の場で訴えさせていただきましたけれども、それ以外にもいろんな意見が寄せられております。そういった形のものがどれだけ掌握されて、どれだけ反映できているかというふうな面におきまして、私は非常にこの計画に対して不満を持っております。こういったところ、まだ細かい点までは提示していただいてないわけですけれども、十分市民の皆さんの要求、要望なんかも勘案していただきながら、将来にわたっての計画を立てていただきたいことをお願いしておきます。 それから、続きまして歳出の款別比で見さしていただきましたときに、民生費は8.5%と伸びているわけですが、教育費が大きく8.8%減ってきております。この要因といいますのは、小学校の建設なり大規模の学校の改造、改築なりがほぼ終えてきているというふうな状況の中で大分減ってきている、今後は老朽化した学校の改修なども進めていくというふうなことでご説明は受けております。このような状況の中で、まだまだやっぱり教育にかかわっては整備をしていっていただかなければならないことがたくさんあると思うんです。実は、平成6年度で中学校の格技場が整備を終えていると思うんですけれども、5校すべて終えた中で、次の課題としまして、実はその中学校の格技場にかかる、格技場の整備にかかるときに、プールにするか、あるいは格技場にするかということで議論があったということを聞いております。そういうふうな面におきましては、とりあえず格技場から先に始めたというふうな状況の中で、次はプールの建設に、中学校のプールの建設にかかるのが順序ではないかというふうに私は認識をしているわけですが、このプールということにかかわって、今後の計画どのようにお立てになっているかということを聞かせていただきたいというふうに思います。 それから、あわせまして中学校の建設、校区の校区割の編成がえといいますか、と建設ということにかかわって、どのように考えておられるかということをお聞きしときたいと思います。といいますのは、現在住宅地の張りつき率が多いところで60%程度となっているかと思うんですが、最近になってつつじが丘、梅が丘等は大分ふえてきております。まだ最近開発された紫野住宅ですか、とか桔梗が丘西あるいは現在造成工事を行っております春日丘、こういった住宅地の状況なども踏まえまして、子供たちの流入状況というのもまた変わってくると思いますので、これから将来にわたってどのような推移をされていて、中学校に対してどのような考えを、中学校の建設に対してどのような考えを持っておられるかということに対してお聞きをしときたいと思います。 ○副議長(加藤富栄君) 教育委員長。 ◎教育委員長(辻敬治君) プールとそれからふえつつある中学校の対応をどうするかというふうなことでご質問がありました。 プールにつきましては、以前にも議会で報告さしていただきましたように、プールにするか格技場にするかというふうな問題がありました。現場の先生、またいろんな意見を聞いた中で、5校にすべての格技場をつくるというのを先にさしていただいたのはご存じのとおりであります。それにつきまして、プールにつきましては、この格技場が終わった段階で検討するというふうなことで、現在もその点検討を進めております。ただ、ご存じのように、例えば桔梗が丘の中学校の場合、場所をどうするかとか、そういうふうないろんな問題も含んでおりますので、すべてをここだけはつくるとかつくらないというふうなことも困ると思いますので、その辺も入れまして検討を進めているところでございます。 それから、校区につきましては、中学校の今後の見通しということでご質問ございました。中学校の生徒の見通しですか、基本的には減っていくであろうというふうな見方をしております。ただ、開発にかかわっては、ふえる部分、また減る部分、いろんなもんが含んでおります。ですけども、総体的には今後少子化の傾向がありますので、減っていくであろうというふうな判断に立っておりますが、この点につきましては、現在でも校区検討委員会というものを持っておりまして、その方でも十分に検討していただいて、どうにもならんわいというふうなことのないようにはやっていくつもりでおります。なお、現在、中学校におきましては、梅が丘の生徒が名張中学校の校区に入ったということで、随分いろんな問題を抱えておりますが、今後、春日丘ですか、等はどこへ行くとかまだ決まっておりませんが、校区検討委員会の方にその方も課題として検討していただくようにお願いしているところでございます。 なお、具体的にご質問あるようでしたらですが、一応これでお答えとさしていただきたいと思います。 ○副議長(加藤富栄君) 橋本マサ子さん。 ◆議員(橋本マサ子君) プールの建設につきましては、格技場が終わった段階で協議を、現在これから協議をしていくというふうなことでございます。学習指導要領の中にもしっかり位置づけはされておりますし、現に先生の、教師の免許を取ろうと思ったら、水泳ができないとだめというふうな状況もしっかりありますので、これからの子供たちの体をしっかりしたものをつくっていくということは大事なことであると思いますし、教育委員会の方針でもあります豊かな心を持ってたくましく生きる人づくり、これをしていこうと思ったら、やはりこういった身体的な肉体的な教育といいますか、本当に子供たちが健やかに育っていってくれる一つの条件でもありますので、ぜひこのプール、学校によっては敷地がないとかいろいろな問題点もあるかと思いますが、いろいろな方法を投じて解決の方向に、建設の方向に向かっていただきたいというふうにお願いしておきたいと思います。 それから、生徒の見通しというふうなことで、これからは減るであろうというふうなことをご答弁いただきましたけれども、名張市の場合は開発されてる住宅地がたくさんありますし、この間の震災なんかもありまして、名張市に土地をお持ちになっていらっしゃる方もあるやに聞いております。そういうふうな要因もございますし、現に梅が丘なんかでも今どんどんどんどん住宅が建ってきておりますし、つつじが丘でもふえていっているというふうなことを聞いております。そういうふうな状況もありますので、いざというときに間に合わないということのないように、やはり中学校ということに対しては、もう今しっかりと検討していかなければいけない状況じゃないかなというふうに思いますので、その点、またいつの日か経過を聞かせていただきたいと思います。よろしくお願いしたいと思います。 それから、もう一つ質問をさせていただきます。 今、市立病院、病院の建設工事に入りまして、着々と進められているわけでございますが、震災に耐えるという点で地盤とか建築物に対しては十分な配慮をして建築していただきたいというふうに思います。それは一応お願いにとどめておきたいと思うんですけれども、いよいよこれからソフト面にかかわって、内部面にかかわって整備されていくわけですけれども、先般の一般質問でも言われておりました病院の院長がまだ決まっていないという点で指摘をさせていただきたいと思うんですけれども、やはりこの名張市にとって、本当に住民の皆さんに喜ばれる病院づくりをしていこうと思ったら、院長の姿勢というものが非常に重要であると思うんです。この院長の、本当は建設の段階から院長のいろいろな考え方なんかも取り入れていかなければならないと思うんですけれども、いまだに決まっていないというふうな状況です。これから、内部のお医者さんなり、それから看護婦さん、機器をそろえていく、いろいろな運営をこれから進めていく中で、この院長さんを一日も早く決めていかなければならないと思うのですけれども、いつまでにこれを決められるのかということについてお聞きしときたいと思います。 ○副議長(加藤富栄君) 市長。 ◎市長(富永英輔君) 病院につきまして、先般も一般質問でお答えいたしましたように、運営システムの構築でございますとか、あるいは病院の医療機器の整備でございますとか、さまざまな点でずっと検討をしているわけです。建築のときにもお願いしておりましたように、それぞれ大学関係の各科の先生方やそういった方々のご意見、ご指導をいただきながら、そういった技術的な面では万全を期してまいりたいと、こう考えております。それから、私どもが病院建設に当たって議会でもご審議、ご協議をいただきながら積み上げてまいりました基本コンセプトに基づいて、病院については、今回の病院については、そういった点では市民の皆さん方の救急救命態勢の万全を期していく、このことに大きな特徴を持った病院でございます。したがって、そういう点では私どもが病院長に対してこういう病院経営をやってくださいということをお願いし、そして病院経営に当たっていただくと、こういうことになろうかと思います。したがって、そういう点では、病院の院長が決まらなければ病院がすべて回らないというんではなしに、むしろそれまでの準備をいたしながら、そしてしかるべきお方にしかるべきときにお願いをしてまいりたいと、こんなふうに考えているところでございます。また、今後の進捗状況等につきましては、病院等の特別委員会でも十分ご協議をいただき、ご意見をいただきながら進めてまいりたいと思います。 ○副議長(加藤富栄君) 総務部長。 ◎総務部長(佐々木定夫君) 先ほどご質問のございました市債に対する交付税算入率なり額でございますが、率といたしましては32億1,180万円のうち、30億1,660万円が対象になるということでございます。そうしまして、それで算入率がございますので、償還の際には18億1,200万円余りがここに算入になってくるということでございますので、優良債の比率といたしましては94%程度になると、こういうことでございます。 ○副議長(加藤富栄君) 橋本マサ子さん。 ◆議員(橋本マサ子君) 交付税算入につきましては、ご答弁をいただきました。優良債が94%というふうなことで、全額ではないですけれども、ほぼ算入できるというふうにとらまえておきたいと思うんですが、これが年々増額されていっているという点では、やっぱりもう少し気をつけながら運営をしていただかなければいけない、今の国の現状とかもありますが、当市の状況っていいますか、大きな事業がたくさん控えていて、市民の生活の本当に密着した部分でのものがなかなか立ちおくれが見られているというのが現実でございますので、その辺を注意してお願いしたいと思います。 それから、病院の院長が決まらなければ何も進まないというふうな、進まないわけではないというふうなご答弁でございましたけれども、やはり、これから院長さんが決まって、これからの病院運営していく中で、やはり院長さんの最初からの心づもりというものも十分反映されたものでないと運営しにくいと思いますので、やはりこの点、私は一日も早くすばらしい院長さんを決めていただきたいということをお願いをして質問を終わります。 ○副議長(加藤富栄君) 暫時休憩をいたします。(休憩午前11時55分)  (議長中森 茂君議長席に着く) ○議長(中森茂君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。(再開午後1時2分) 山下松一君。 ◆議員(山下松一君) 平成7年度当初予算の審議の前に、まず長年お務めをいただきました市民環境部長並びに消防担当参事におかれましては、今期もうご勇退をされると、こういうことでございますが、どうぞ今後も十二分にお体に気をつけられまして、またご活躍をいただきますようにお願いをしておきたいと思います。 まず、当初予算にかかわりまして、何点かご質問を申し上げたいと思います。 本年度の当初予算、約205億円というような大きな数字になってきておるわけでございますが、午前中も市債云々で市債等でご質問もございましたけれども、特にこの点についても再度お伺いをいたしたいなと、こういうふうに思うところでございます。特に、特別会計を含めまして41億9,300万円というような市債でもございますし、そこに病院会計も含めますと相当な数字になってくるというように感じておるところでございます。 そこで、後年度にどういうふうな負担、負担といいますか、かかってくるんだろうかと、公債費としてどういうふうにかかわってくるんだろうかなということをお伺いをいたしたいと思うんですけれども、本年度の公債費につきましては、余りに、昨年度とは余りかわらないというように思いますけれども、今後、市長がよく言います優良債そして地方交付税として算入をされていくと、こういうことではございますけれども、やはり借金は借金だろうというようにも思いますし、やはり事業、どの事業をとりましてもそういうふうな市債で対応していくと、起債で対応していくというような国の方針でもあるというふうなことでもございますので、いたし方はないだろうとは思うんですけれども、後年度にやはりだんだんと多くなってくるんではなかろうか。特に、ここにこの公債費償還内訳表にもありますように、7年度の末の現債高が、これ特別会計も合わしてでございますけれども、232億2,500万円というような大きな数字になってきますし、そこに病院会計も含めてまいりますとそういう形になってまいります。そして、地方交付税が戻るといいますけれども、果たしてその分が地方交付税として本当に確保されてくるのか、後年度そういうふうな形に、どういうふうに公債費としてはね返ってくるのかということを、まずお伺いをいたしたいと思います。 ○議長(中森茂君) 総務部長。 ◎総務部長(佐々木定夫君) 公債費の今後の推移がどうなるのかというお話であろうと思います。 公債費を出します場合には、いわゆる標準財政規模と申しますのが分母になりまして、あと公債費から特別な特定財源を引きましたのが分子になると、こういうようなことで計算をされるということでございます。したがいまして、交付税に算入されます償還金が分母から引かれるということにはちょっとならないというようなこともございますので、そういう点からいきますと、分子だけを考えますと増加するということも考えられるわけでございますけれども、今後の財政規模が大きくなりまして、財源そのものが伸びてくるということになりますと、分母も大きくなるということでございますので、その辺の兼ね合いがどうなるかということで公債費というのは変わってくるんではなかろうかと、このように考えます。そうした中で、昨日もいろいろ公債費につきましてはご意見があったわけでございますし、私たちといたしましても、公債費の動向につきましては非常に気にしておりまして、この辺の数値の成り行きを今後も注意深く見守っていきたいと思いますし、また市長が言われましたような、だからといって優良の公債費をお借りをいたしまして事業を推進していくというようなことで考えておりまして、公債費が上昇しないようなことを希望しながら、それも地方財政対策に影響がありますので、その辺も期待をしながら今後注意深く見守っていきたいと、こう考えております。 ○議長(中森茂君) 山下松一君。 ◆議員(山下松一君) 本年度の、特に予算をこうぱっと見さしていただいたときに、大変無理した組み方をしてあるなというような感じ、無理というのか、やはり歳入に大分頭をひねらなならないというような組み方をしていただいてあるようにお見受けをするわけでございます。本年度の、先ほどの答弁の中にも32億円の中に30億円というような起債、地方交付税対応されるということではございますけれども、即そのままそれを、今部長のお答えのようにうのみにはできない、私はそういうふうに感じておるわけでございまして、今後の推移を見守ると、こういうことでございますけれども、6年度末の現債高が203億、203億円ですか、それから、もう今度は7年度には230億円というふうな、一般会計と特別会計と含めてでありますけれども、そういうふうな現債高になってくるということで、年々やはり事業を起こせば事業を起こすほど、この起債残高というのがふえてくるんだろうと。そして、公債費もふえてくると、こういうふうな形になってくるわけでございますので、十二分なやはり後年度に負担のかからないといいますか、その中で事業をせえというのは、またこれ矛盾した話ではございますけれども、その中でもやはり取り組んでいっていただいて、後年度負担にならないように、ひとつ十二分なご配慮を賜っておきたい、このように思うところでございます。 農業関係について1つご質問をさしていただきたいと思いますが、ガット・ウルグアイ・ラウンド合意によります関連事業というのが、先ほどの質問の中にも、この一般会計予算の中に組み入れておられないというようなご答弁も聞かしてはいただいておりますけれども、これにつきまして、農業政策についていろんな三重県も事業を計画もいたしております。これについて、まず大きく今後の農業政策について、市長なり担当部長の方からどういうふうに今後の農業政策、特に僕は三重県というんじゃなしに、名張の農業をどうしていくんかということをお伺いをいたしたいと思います。 ○議長(中森茂君) 市長。 ◎市長(富永英輔君) 今日のこの農業情勢といいますのは、単に地域だけで検討でき得るような状況にはない。むしろ国際的な影響というのをそれぞれの農家が直接的に受けなければならないと、こういうような状況にございまして、政府においても新政策を発表したり、新しい将来に向けての農業の振興のあり方と、こういうことでの計画を持ちながら、進めてきております。しかしながら、基本的に、私は1つはそれぞれ農業を営まれる皆さん方、特に若い方々でございますけれども、一つの農業としてを職業としてきちっと位置づけてやっていけ得る部分、それからもう一つは今日市内でも圧倒的に多いわけでございますけれども、兼業農家としてやっていく部分、大きく市内における職業の範疇で考えてまいりますと、専業農家とそれから兼業農家と大別されてくると、こんなふうに思うわけです。そうやって考えてまいりますと、専業農家にとっては規模を拡大していかなきゃならんと、そのためには農地の流動化を図っていくと。これが成り立ってくるというのは基本的に補助、いわゆる団地面積がかなりな地域でございませんと、中山間地域へ行きますと、逆にその地域の農村という村そのものが疲弊してくるということにも相なってまいります。したがって、そういう点から考えますと、いわゆる大規模化していけ得る地域についてはぜひともそういった形での農地の流動化を図りながらやっていかなきゃならんだろうと、こんなふうに思っております。それからもう一つは、名張のようなこの特性からいきますと、やはり農地そのものを多面的な活用をしながら生産性を上げていくと、こういう観点からいたしますと、特産品を振興奨励していくというのも大変一つの大事なファクターだろうとは思っておりますけれども、もう一つ、やっぱりそれぞれの農村に若い皆さん方が定住できるようなそういったまちづくりを基本的には進めなきゃならんと。これは常々申し上げている、働く場所があり、また学ぶ場所があり、そして農村地域における生活環境が整ってくると。ですから、生産基盤を整えたら次はやっぱり生活環境を整えていくと、このことによって、その農家の若い皆さん方がそこに定住をしていただけると、そういうことになりますと、日曜日等の兼業農家で十分やり切っていけるという要素も生まれてくるんではなかろうかと。ですから、その2つのやはり要素の中で現実的な対応をしていかないと、一つの方向だけで大規模化と農地の流動化というような、東北や北陸のような穀倉地帯で求めているような方向での一つの自立という方向には、なかなかこの名張という地域はなじみにくいと。むしろ逆に専業化し、農地を集約をしながら大規模営農が可能というのは極めて少ない比率であろうと、こういうぐあいに考えております。 したがって、そういう点から考えますと、今申し上げましたように兼業が成り立ち得るような体制を整えていくということが、私は名張にとっての基本的な戦略ではなかろうかなあと、こんなふうに思うわけでございます。もう一つ、そういった中でこの農地を活用しての多面的な活用と申しましても、やはり農業生産ということを中心にいたしませんと、その中で農地を他の用途へと、こういうことになってまいりますと、またその一定の営農団地そのものが今度はスプロール化いたしまして、極めて地域農業にさらに悪影響を与えかねないと、こういった点から考えますと、農業振興地域における農地の活用、土地利用問題についてもかなり厳しい制約を一方ではめながら、一方で振興策に対してかなり手厚い支援をしていかなきゃならんだろうと、こんな感じを持ちながらそれぞれ国、県等の施策を導入し、名張市に合った農業を確立をするために努力をしていきたいと、こんなふうに基本的に私の考えをお答え申し上げておきたいと思います。 ○議長(中森茂君) 山下松一君。 ◆議員(山下松一君) 今、基本的な農業政策については、特に私は、市長の言うようなこれはうまくいったらそういう話だろうと、こういうように思います。 しかし、本当に名張市のこの現在の農業情勢を踏まえた、確かに農地流動化なんていう政策は大変難しいと思います。そしてまた、特産品もつくれ、つくって、それじゃつくるだけでは農業が活性化するかと、そうでもないです。やはり販売経路とかいろんな形で農家に所得がなければやはり農家が発展していかないといいますか、だんだんと農業離れをしていくというのが実情でございますし、今言われます兼業。しかし、兼業やっておりましても、なかなか小さい反別の方々は兼業といいましてもそれだけで果たして本当の農業を、今の現状の農業打開できていくのかということが大変私は心配をいたしております。今の現状のまま、田畑3反や5反をつくっていくと、それで果たしてこの今の名張市の、この農業がこれでいけるのかどうかということが特に危惧をいたしておるところでございますし、先ほどもいろんな形で、田んぼのいわゆる転用といいますか、この件についても市長は今少し触れられましたので再度この点についてもお伺いをいたしたいと思うんですけれども、市長の言われるように兼業というような形で進めるということ、それはいい話ではあろうと思いますけれども、今後本当にその5反や6反、少ない反別を守っていくいわゆる後継者がおるのかどうかというのをそのぐらいの持ち主の規模の方々は言っておるわけでございます。振興、農業振興地域に入れられたので何ともならんと、それよりも何とかこの農地の有効活用はできないかというような深刻な問題に直面をしておるというのが今の実情でございます。その辺について市長はどういうふうに今後のその農業政策、いわゆる農業振興地域と言われます大きな面積を、全体的な大きな面積を抱えておる北部地域でもありますけれども、ここに入りますとそういうのはやはり本当に深刻な状態を皆さん個々に感じておられる。何とかして、土地の有効利用を図っていって、今現在の所得よりもやはり倍増なり、3倍、4倍のやはり所得を上げたいというのが、方がいらっしゃるわけでございますので、その点について、再度もう一度市長の方からその辺についてのご答弁をいただきたいと、このように思います。 ○議長(中森茂君) 市長。 ◎市長(富永英輔君) 今の問題は私ども市町村のレベルでかなり難しい話になってまいるわけでございますけれども、基本的にその農業、あるいは農地、これをどう私たちとしては見ていくのかと、このことを国の段階できちっとやっぱり考え方をまとめておかないと、私は食糧の自給率が低下することとか、そういったこととは別に国土の保全という点から考えましても、地域の環境という点から考えましても、やはり農地を保全をしていくということを忘れちゃいかんと、こんなふうに思っておりますし、もう一つはこの農業振興地域内でそれぞれの農地が転用されることによって宅地化されていくと。そういうことが起こってまいりまして、いわゆるスプロール化が進んでまいりますと、逆にそのことがそういった宅地化したところに対する環境も逆に影響を与え、逆に農業環境は一層厳しい状況に置かれてしまうということになってまいります。 したがって、その点について、私も、先般も北部地区のある地区の井戸端会議の中で、皆さん方が何とかここへこういう商業を持ってきて活性化したいと、こういうような意見がございました。しかし、その前にそのことについて地域の農家の皆さん方で十分農地の利用面という点で考えていただかないと、田んぼ1枚売れてそこへ何か建った。また、飛び飛びに1枚売れたと、こういうことになると、その地域そのものの農業が完全に疲弊してしまう。したがって、私は先ほど申し上げましたように、何とか、この農業振興地域内で兼業農家でやっていらっしゃるというのが実態としては圧倒的多数でございますから、その兼業農家を支え得る対応を私はやっていくということ以外今日の名張のとり得る方途としてはないんじゃないかと、基本的にはやっぱり国の農地政策そのものだと、こんなふうに思っております。 それからもう一つは、やっぱり農家そのものが、農家に生まれた若い皆さん方が本当にお父さんがやってきたように僕も兼業で日曜日に百姓して、近くの工場に勤めるわというような形での職業の選択をなさるかどうか。このあたりについては私はやっぱり個人の職業選択の問題がやっぱり基本にあるだろうと、こんなふうに考えているわけでございます。したがって、そういう点もあわせてですね、それぞれ先ほども申し上げましたように、それぞれ農業集落でその地域の農業をどういうぐあいに今後振興さしていくかと、このあたりについての十分なやはり地域における計画といいますか、方向づけといいますか、そういうものを皆さん方で知恵を出していただきたいなあと、こんなふうに思っているところでございます。 国津地区に参りましても、やっぱり道路をつけてくれと、道路がついて短時間で町まで行き、また電車で津へ通い、大阪へ通い、あるいは工業団地に勤めていくと、そして家から通っていけるような農村地域の環境が整っていけばそれで農家の跡継ぎは家へ定着してくれると、そういう思いをやはり漏らされる方も多くいらっしゃいます。ですから、私は今はそういうときだろうと、ただ問題は、それぞれ職業を選択をされて農家を離れていく若い皆さん方、そしてお年寄りだけが残っていって、その農地をどう活用するかと、ここんところが最後に残された現実的な個別の対応になってくるだろうと、こんなふうに思っているわけです。したがって、その辺についてはそれぞれ個々のご判断でいわゆる農地銀行等を活用していただいて、そしてやっていただくか、それともそれをお売りになるか、あるいはそこの農地を活用してアパートやあるいはその他で農業所得、いわゆる農家の皆さん方の所得を上げていくか。そういったことになろうかと思いますので、その辺やはり地域ごとの十分なやっぱり方向性をみんなでご検討いただくと、そのために私どもさまざまな制度やノウハウについて地域の皆さん方と一緒になって考えていきたいと、こんなふうに思っております。 ○議長(中森茂君) 山下松一君。 ◆議員(山下松一君) 大変この問題いつまでたってもこれはなかなか市長の言うように現実はそうはなかなかまいりません。やはり片方では一つの縛りといいますか、農地法なりそして今言っております農業振興地域という一つの枠内にある中で、最終的には市長の言われるお売りになり、貸すなり、アパートなりというお話ではございますけれども、そういうようなことを今後市としてそれを認めていくのかどうかということを私はお尋ねをしておるような状態でございます。やはり一つの農地として集団でやはり守っていかなければならないという反面、個々に入れば、そういう今いろんな問題言いましたけれども、跡継ぎがいない。これをだれが守っていくんやと、荒らしていくのやったら人に貸した方がええやないかと、人に貸すんであれば少しでもやはり高いとこへ貸したいというのがこれ人情でございますので、そういうような形でいろんな形で農地をつぶしていこうという話もやはりあるわけでございます。十二分に私もそれがよくわかるわけで、苦しんでおるので市としてどういうふうにそれに取り組んでくれるのかと。そして、今市長の言われたようなそういう方策を今後どういうふうにとっていって市としてはどうするのかと。私も大変考えておりますけれども、わかりませんので、どうしていいのか。それで市としての態度がどうあるのかということをお伺いをしておるようなわけでございます。今後それを認めていくのかどうか、それじゃ、うちのもう田んぼつくらないんで何とか転用を認めてくれと言われたときに、認められるのかどうかということを再度お伺いをしたいと思います。 ○議長(中森茂君) 市長。 ◎市長(富永英輔君) 基本的に諸法令なり制度なりに合致せんことには当然のことながら認められ得るものではございません。ですから、私が基本的に国の農地に対する施策だと申し上げているのは、事実そういう場合にですね、欧米等でやっておりますように国が農地を買い上げると。そして、営農したい方にその農地を売り渡すと、あるいは貸し与えると、そういうような制度が確立すればね、問題ないと思いますし、三重県でも私は農林水産部長に、この農業公社がそういった点でフルに活用することができないんだろうかと、こういうことを言っているわけです。または、名張市が農地を保有することができるというように制度的な改正があるとかですね、そういうことがないとなかなか個別のそういう問題に対応しにくいと。今もって一番手っ取り早いのは、県の農業公社が売る農地については買い上げるかどうか、そこらあたりぐらいしか手はなさそうな気はするんですけれども、私ども市長会でも農地等の保有を市ができるようにというようなことも要望としては出していったりしているわけです。ただ、先ほどからも申し上げているように、その営農団地全体としての集落がやっぱりまとまるということは大変大事な要素でございますので、また個別にそういった地域について私ども一緒に皆さん方と考えていきたいと、こんなふうに思います。 ○議長(中森茂君) 山下松一君。 ◆議員(山下松一君) このお話いつまでやってても続きませんので、この辺でとめたいと思うんですけれども、いろんな形で、当然国なり、県なり、いろんな形の制約された中での話でございますので、即、それどうであろうというような話にはならないとは思うんですけれども、本当に広い田の真ん中でいわゆる白地になっておると。耕地整理をした中で白地になっておるこの転用を認めよというような話も事実出てきておるような状態でもございますので、大変苦慮しているというのが今の状態でもございます。市長がそりゃ認めるねんとはなかなか言いにくい話で、できない。私の先ほどの話でございますけれども、できない話であろうと思いますけれども、今後、この中でどうのこうの論議やっておってもなかなか難しい。やはり若い農業後継者と言われる方々、立派な方々がたくさんまだおられます。その方々とともども、やはり今後の名張の農業をどうしていくんやということをひざを交えて、市もやはりそれに十二分にご援助なりしていただいて進めていっていただきたい、このようにこれ要望しておきます。 続きまして、工業団地造成についてお伺いをしたいと思うんですけれども、滝之原工業団地並びに八幡工業団地の造成につきましても、最近何をどういうふうになったかというような話もなかなか、八幡工業団地についても聞かしてもいただいておりませんし、どういうふうな見通しになっておるのか、この点を滝之原、八幡についてひとつご答弁、経過についてお答えをいただきたいと思います。 ○議長(中森茂君) 産業部長。 ◎産業部長(秦羅俊哉君) 工業団地の見通しでございますが、この工業団地につきましては、農村地域工業等導入促進に基づく法でやっていくということで、滝之原それから八幡につきましても、両方農家の余った方の労力をいわゆる基本的に雇うという考え方で進んでいるところでございます。先ほど市長が農業問題で答弁いたしました中に、いわゆる堅実なる兼業家というようなことで、そういった農家の余った方、また余剰能力をそこで拾っていくという考え方で進めているわけでございます。 滝之原につきましては、既に一部用地買収も行っておりますし、大体、平成7年度で用地買収を完了していっていただくという考え方で進めているところでございます。それから、八幡につきましては、地区のいろんな、八幡の工業団地にするにつきましては、八幡地区から要望が出てまいりまして、その要望に対する回答をいたしました。その後、八幡から、それに対してどうしてほしい、ああしてほしいというようなことは出てませんので、そういった要望を満たした中で両方、双方合意が整えば進めていきたいというふうに考えております。市としては、いわゆる働く場の確保ということで、できるだけ早く進めていきたいと思うんですが、いろいろ要望事項が大変ございますので、それの今検討をしているところでございます。 以上です。 ○議長(中森茂君) 山下松一君。 ◆議員(山下松一君) 滝之原につきましては、さきの公社開発の、公社ですか、聞かしてもいただいておりますので、大体わかっておるわけでございますけれども、公社についてもひとつ市長にもお尋ねをしておきたいと思うんですが、債務負担行為、65億円が90億円に債務負担行為の限度を上げるというお話でございますけれども、やはり、いわゆる借金の保証といいますか、これは特にやはり僕は市でそれは借金しているものだという認識を持っております。というのは、市の一般会計なり、特別会計なりではございませんけれども、やはり公社と市というのは別個なものではあるようでございますけれども、理事長が市長でもございますし、やはり公社で先行取得等々をやっていくというような事業の展開でそうなるわけでございますけれども、一度市長にもお伺いしたわけでございますが、やはり公社でその用地を抱かしておくよりも、やはり市が買うべしものである場合には、やはり市が何とかしてでもそういうような事業の中に入れて、いわゆる補助金もいただいてというのはわかるんですけれども、何とか市の所有というような形にやはりやっていくべしであると、私はこういうことを思っております。特に、やはり公社で持っておりますと、数字的には出てまいりませんけれども、やはりそれも一つの大きな財産であるとともに借金でもあるというようにも考えておりますので、その点については、市長はどういうふうに考えられますか、今後。よろしくご答弁をいただきたいと思います。 ○議長(中森茂君) 市長。 ◎市長(富永英輔君) 公社の場合に、公有地取得事業というのが一方で工業団地の造成事業とあわせて大きな事業でございます。その中で、先般も全員協議会で経営内容等についてご報告もさしていただきましたとおり、日常的に、それぞれ道路事業でございますとか、あるいは総合福祉センターの民有地の買収問題でございますとか、そういった即事業にのせていく過程の中で先行的に取得をしていって準備をすると、こういった公有地の取得につきましては、言うならば、順序を追って事業の進捗に合わせて自動的にそれが消化されてくるということでございますので、このこと自体は公社の財政上、公有地取得事業としても、そう大きな影響がないわけでございます。しかしながら、一方でさまざまな、例えば古いので申し上げますと、旧伊賀線敷きでございますとかですね。額的には小さそうございますけれども、例えばそういう形での物でございますとか、この庁舎の周辺にもございますんですけれども、そういった、たちまち活用する計画がないまでも公有地として既に取得をされておったと、こういうのがあるわけでございます。百合が丘の中学校用地とてそうでございますけれども、今回ご理解をいただいて、市の方で買い取ると、こういうことで、公社のそういった点を若干でも緩和をしていっているわけでございます。 今私たちの基本的なスタンスとしては、この公社が取得をいたしております公有地につきまして、まずこの実勢価格との兼ね合いで実勢価格に大きく上回ってきそうなもの、こういうものについては早く処分をしていこうと、こんなふうに考えているわけでございますが、しかしながら、現在持ち合わせている公有地の中でですね、すぐさま全面的に事業展開が図れるかっていうと、そういう不急の施設用地も随分あると、これが、率直に申し上げて40億円という借入金として残っていくと、こういうことになるわけです。百合が丘、ああいうぐあいに処理をしていきましたから、だんだんそういう点では心がけてはまいりたいと思いますけれども、そういった形での用地を今後どうしていくかと、さりとてやはりそれを市が引き取るについては、事業にのせて、より有利な財源を求めて確保していきたいと、こんなふうに思っておりますもんですから、勢いそういう点での公社の財源を充てていると、こういう状況でございます。 今後、十分その辺も注視をいたしながら、それぞれ誤りのないように公社運営もしてまいりたいと思いますので、いろいろとご指導もよろしくお願いしておきたいと思います。 ○議長(中森茂君) 山下松一君。 ◆議員(山下松一君) 公社の方の関係はよくそれはわかります。どちらが持っておっても同じようなことにはなろうかなあというように思うんですけれども、やはり公社の債務負担が、これだけしてくれ、これだけしてくれで、やはり60億円が90億円になっていくというような大きな債務保証というような形をとっていく前に、何とかやはり市がその用地を持っておればそれはやはり一般会計かどこかわかりませんが、やはり買収はしていかなきゃならないと、事業展開の段階で用地を買収していくという話もこれもわかってはおるわけですけれども、やはり市が何とかそういう形でもって買収をしていっていただきたい。そして、公社の肩の荷を少しでも軽くしていくと。どっちで持っておっても同じやと言えばそれまででございますけれども、やはり実勢価格といわゆる買収価格との差というのも、そういうところでまた問題が出てこようと、こういうふうにも思いますし、何かなしに大きな債務保証をしていくというだけでは、やはり今後の方法としては余りだなあというように思いましたんで、市長は、今後そういうふうに心がけていくというご答弁でございますので、これはこれで結構でございます。 続きまして、開発指導要綱について1つお伺いをいたしたいと思うんですけれども、内容についてのいかんは余り詳しくお聞きもする気がございませんけれども、昨年、3月ぐらいには提案をするんだというようなお話を聞かしていただいてから、1年たつわけでございますけれども、その後どのように審議といいますか、成案としてまとめられておられるのか、またいつごろお諮りをしていただけるのか、その点についてご答弁いただきたいと思います。 ○議長(中森茂君) 建設部長。 ◎建設部長(喜多尚君) 開発指導要綱の改訂事務につきまして、ご質問にお答えしたいと思いますが、中間的なご報告ということで、開発指導要綱とそれから中高層の建築物の指導指針、それから小規模の開発指導指針と、こういうふうな3本立ての形で適切な開発指導を行っていきたいということで、中間報告をさしていただいております。 現在、この開発負担金の取り扱いについて、これは随分国の方から、何といいますか、是正の措置を、その勧告を通達でございますが、なされておりまして、その辺について現在検討を進めております。検討の内容よりも、どこら辺を目標に成案としてするんかという、目標を持ってるのかというとこら辺のご質問であったわけでございますが、これは私の方もこの10月の、10月の議会をと言うとちょっと言い方には語弊があるんかなという気がするんですが、この10月の議会あたりを目標に事務案をまとめていきたいと、現在もそういう形で取り組んでおるわけでございまして、ひとつ、今後そういう形で取り組みをいたしておりますので、ご指導の方でもよろしくお願いいたしたいと思います。 ○議長(中森茂君) 山下松一君。 ◆議員(山下松一君) 内容についても少しお触れになりましたが、早急にやはりしていただいてお示しをいただき、再度やっぱり審議をさしていただきたいなあと、こういうふうに思いますし、特に私は前々から言っておったことではございますけれども、小規模ないわゆる開発をどうしていくんかということはやはり早くしていただきたい。例えば、1,000平米以下のどうしてもこれはとめられないというのは、あっちにぽこぽこ、こっちにぽこというような住宅開発に、2戸ないし3戸ぐらいのされていくという現状ございますんで、その点についてやはり早くその指導的なものをまとめていただいて、そしてこれは難しいかもわかりませんが、むやみやたらと言いますと語弊がありますけれども、そのような無秩序なやはり開発といいますか、そういうようなものを抑制というとちょっと言い方悪いですが、何とか指導していく、そういうような指導要綱というのもやはりつくっていただきたい。これを要望をしておきまして、まだ二、三点ありますけど、以上で終わります。 ○議長(中森茂君) 山口長四郎君。 ◆議員(山口長四郎君) 私も少し質問をさしていただきたいと思います。 今回は当初予算の審議ということで、まして年度初めでもありまして、市長の施政方針、あるいは教育委員会の教育行政の方針というようなものを聞かしていただきました。大筋において私としては了解できるものでございますけれども、言葉じりをつかまえて云々というわけではないんですが、この施政方針並びにこの教育行政の方針の中に、私といたしましては少し気になる文言があるわけでございます。施政方針を読んでみますと、諸議案のご説明に先立ちまして施政に対する所信の一端を明らかにいたすとともにと、こうなっておるわけです。それから、この教育の行政の方針の中にも、教育行政の方針と施策についてその一端を申し述べさしていただくと、こうなっているわけですが、だれかの言葉をかるわけじゃないんですが、我々はその市民の代表としてここにまかり出ておりますので、一端では困るわけなんです。やっぱり大事なことですから、全容を明らかにしてもらう必要がある。ただこれは言葉のあやですと言うのであって、本心は全容でございますということであればそれでよろしいわけですが、やはり一端というからにはやっぱり全容をやっぱりこのように明らかに文書にして示してもらわないと、これは我々としては検討のしようもないし、賛成のしようもないということでございます。いやこれ全容でございますということでありますれば、あえて答弁は要りません。 そういう前置きをしておきまして、市長の重要施策の中から二、三点だけ聞いておきたいと思います。 まず、環境衛生費、これはいわゆる斎場にかかわる問題でございます。ページは127ページでありますが、この中で斎場にかかわっての予算が説明にも備考にもありますように、1,698万円と非常に大まかではなしに細かくした数字が上がっております。報償費として149万円という部分がわかるわけですが、あとの部分についてどういう仕事を進めようとしておるのかということを説明をしていただきたい。これが1点です。 それからその次には、公共下水道事業にかかわってでございます。ページにつきましては171ページに記載されておりますけれども、この公共下水道整備事業として委託料が2,000万円計上されております。どういう部分の作業を委託するのか、ここ数年間、公共下水道にかかわっては調査費とか委託料とか、いつでも予算計上されておりますけれども、執行された形跡は全くなかったと思っております。ことしはこれ執行するのかどうか、体裁だけかどうか、どういうことを委託するのか、この辺をはっきりしていただきたいと思います。 その次は、同じページでございますが、再開発事業でございます。これの予算総額が驚くなかれ何と73万円でございます。市長の重要施策を推進してもらうということにおいて、果たしてこれで進めるのかどうか。かつて私はこの名張駅前の再開発は非常に難しい問題で、恐らく10年、20年たっても実現しないであろうというようなことを申し上げたこともあります。それはなぜかといいますと、名張市の今の地価の構造では、やはり再開発をして有利に展開をするような地価ではないと、坪300万円ぐらいになってくればこれはもうできるわけですけども、今の状態では、どれだけその地権者に懇願しても愛願してもこれは算用が成り立たないわけですから、これは無理ではないかと。重要施策として取り上げていただくのは結構でございますけれども、恐らく他の重要施策と同時進行というのは大変無理ではなかろうかと私は考えております。その辺のことについてひとつ市長のお考えを聞いておきたいと思います。 以上3点、簡単でよろしいのでお答えを願いたいと思います。
    ○議長(中森茂君) 市長。 ◎市長(富永英輔君) まず、一端の問題でございますけれども、私の考え方については申し上げておるつもりでございます。ただ、かつても施政方針の中でこの部分抜けてるやないか、この部分やらんのかと、こういうように議会からもご質問をいただいたり、おしかりをいただきました。したがって、重点のみを主に申し上げましたと、こういうことで、他に予算書に示さしていただいておりますように、多くの事業を手がけておりますので、事業全体としては一端でございます。こういう表現を使わしていただきました。したがって、本来でございますと、私の所信を申し上げるというのが適切な言葉かなと、こんなふうにも考えるところでございます。なお、全体予算を見ていただきますと、ご理解もいただいているところでございますが、私どもが重点的に進めるべき施策だと、こういう位置づけをいたしておりますことと、具体的な事業化に伴います予算の高とは必ずしも連動はいたしておりませんので、まずその点についてはご理解をいただきたいと思います。 斎場なり、公共下水道なりにつきましては、具体的な今執行についてどういう執行の仕方をするのかという質問でございますので、担当部長からお答えをさしていただきたいと思います。 再開発事業についても同様でございますけれども、基本的に、あそこの駅周辺の交通上の私どもは整備をしなければならんと。この問題は、もう既に決定をされております平尾南町下比奈知線の改良をも含めて、あるいは、いわゆる街路事業等も含めて、また公共交通のバスエリアの問題と歩行者の安全も含めて、あそこをやはり整備をしなきゃならんと、このことについては基本的にやらなければならない事業だと、こういう位置づけをいたしております。ただ、内容、手法等につきましては、今山口議員からおっしゃっていただきましたように、実際に再開発事業の中で成り立つ、地権者の皆さん方も含めて成り立つ手法を導入しなければなりません。そういう意味で、ことしは新しくそういうことで事業化でき得る一つの計画づくりを地権者の皆さん方と話し合いをして煮詰め上げたいと、こんなふうに考えております。そのための話し合いの場を持つための経費が主な内容だろうと思いますけれども、そういう考えで今進んでいるところでございますので、基本的にそういったあそこの交通問題を処理していくというためにやらなければならん大事業だと、こう考えておりますことと、それからやる手法等につきましては、今山口議員がおっしゃっていただいたように、成り立つ手法を導入しなければならんと、こんなふうに考えておると、このようにお答え申し上げておきたいと思います。 ○議長(中森茂君) 市民環境部長。 ◎市民環境部長(廣崎宏治君) 予算書の明細書の127ページの環境衛生費の中の斎場の関係経費についてのご質問にお答えを申し上げたいと思います。 現在、地元も行政側も建設してよかったといえる立地場所を協議をさせていただいておるわけです。その協議、進行と合わせまして事務的な作業を進める経費をお願いしているところでございまして、ご指摘ありましたように、報償費では一応120万円の予定をさせていただいております。あと旅費で60万円、需用費で28万円、委託料で1,450万円をお願いをいたしたいということでございます。この協議が整いまして立地の場所が決まりました場合に、現況の測量、あるいはアクセスの路線の測量、それから地質調査、その他基本的な設計の面での委託料をお願いをいたしたいということで計上させていただいておりますし、その遺体を焼く炉の選定業務もでき得ればこの委託料の中でお願いをいたしたいと。あと、立地場所が整った場合に地元の皆さん方とのコンセンサスなり、先進地の炉の採用等の視察もお願いいたそうかということで、自動車の借上料40万円、合わせまして1,698万円をお願いをいたしたいということですのでご理解賜りたいと思います。 ○議長(中森茂君) 都市整備推進室長。 ◎都市整備推進室長(宮脇英君) 失礼します。それでは、公共下水道の委託料についてちょっと説明さしていただきます。山口議員さんからのご質問のように、一応形式上、載せておるのかというようなご質問もございました。しかしながら、今回載せております2,000万円につきましては、地元との環境整備について一応話し的には何とかなるんではないかという目途を持っております。それで、一番、その中でさまざまなご要望がございます。一番のご要望のございますのは、おれたちの集落の方へどのような臭気的なことがあるのかということでございますので、この中で調査をもらっております。これは風向調査なり現況の調査、こういうことで1,200万円、それとトンネル、山に対してのトンネルを掘っております。このトンネルについてはまだ土質的なことは全然調査しておりません。それにつきまして、土質調査、これは岩はどの辺で到達するだろうと、岩のかたさとかいうことで600万円取らさしていただいております。それで、いつかは7年度中にはこの中で都市計画決定というような法決定の勇断をせねばならない時期もくるのではないかということで、都市計画の計画図書作成に200万円、これだけを取らさしていただいて2,000万円ということでございます。 以上でございます。 ○議長(中森茂君) 山口長四郎君。 ◆議員(山口長四郎君) 一端でございますけど、字引を引いてみましたら、かたはし、一部分と、こうなっているんですわ。一部分やかたはしでは困りますよと言うてるんです。あの学校教育でも正しい日本語を使いなさいと、こうなっていると思うんですが、そういう意味で申し上げておりますので、ひとつ全容を大体言い尽くしてると。そうではないと、半分ぐらいですっていうんやったら残りをちゃんと教えてくださいよと、こういうことです。 それから、再開発事業でございますけれども、私同様のご認識も市長持っておられると思うんですが、私が今さら申し上げるまでもなく、再開発事業というのは地権者が20人あったら20人ともきちっと判を押してもらわないとスタートできないということなんです。それが10年先か20年先かと、こうなると思うんです。発想を変えましてですね、もともとはそうであったわけですから、いわゆる買収方式ということに切りかえたら1軒の家が動いてくれたら1軒だけ広くなるわけです。そういうことで、毎年毎年、街路事業のように本来はそういうことで取り組んできたわけですけども、せっかくやるならというようなことでああいう発想で再開発事業と言っておりますけれども、市長のおっしゃってますように交通緩和でありますとか、その広場の確保でありますとか、そういうことをやはり一日でも早く実現していこうとすれば、発想を転換して買収方式ということも考えの中に入れて検討していただいてはどうかと。そのようにぜひやっていただきたいと言いませんが、ひとつ成り行きを見て、ひとつ買収方式ということもやっぱり検討しなければならんのと違いますかということをご提言だけ申し上げておきたいと思います。 斎場の問題については、そういうことで進められるようでございますが、私がいつも申し上げておりますマスタープランについては、12月の議会でも4月の上旬ごろには何とかできるであろうというのは聞かしてもらっておりますので、それはそれとして期待をしておりますけども、その用地問題がもう解決したらマスタープランもきちっとしておいても一挙に事業化していくと、補正予算を組んでも事業化していくというぐらいに、ひとつ取り組んでいただきたいなあと思います。それほどこの斎場問題は市民間においては関心事になっております。東町では、何か全員一致であそこでもう一遍やってくれという話もあったりってなこともちょっと聞いたわけですけども、それはやっぱり、名張市全体のまちづくりからいうと、どうしてもやっぱりあれは移転してもらわなければなりませんので、ひとつ滝之原でしっかりとひとつ交渉していただいて、用地がオーケーになったら即もう事業化だと、臨時議会をしても予算組んでというぐらいのひとつ気構えでお願いをいたしたいなあと、こう思う次第でございます。 同じく、下水道事業につきましても、この委託料の問題につきましては、そのとおりで了解しました。ですから、これもどんどん予算をつぎ込んで、そして地域の皆さんに納得してもらうための調査をどんどんとやってですな、次々積み重ねていくということ、これでどうです、あれどうですかっていうことでやっていかないと、なかなか進まないと思うんです。あの場所が決定しないとどうしても進まないわけですから、これはそういう姿勢で、まだまだこれでは足らんと、もっと次の6月補正もやり、9月補正もやって、どんどんその地元対応ができる調査をどんどん進めてほしいと、このように思っております。 お答えは要りません。私の考えだけ申し上げさしていただきまして、参考にしていただければと思います。 以上です。 ○議長(中森茂君) 教育委員長。 ◎教育委員長(辻敬治君) 私、議長から死角になっておりまして、手を挙げたんですけども、議長の指名がなかったんでえらい失礼いたしました。 私どもの教育行政と方針につきまして、一端ということでやはりはっきりと申し上げておかんといかんと思いますので、字引で一端という言葉の中に概要というふうなことはないんかなあと。私、字引持ってませんので、そういうのあったらいいのになあと。これは弁解になるんでございますけれども、あの方針全部が、先日来の一般質問にもありましたように、あの一行で片づけるようなことはできないような大きな問題を含んでるんですけども、あの紙面の中では述べることができないので、その部分の本概要、概要と言うたら、おまえら概要しか言わんのかということになりますので、その辺のとこでひとつご理解いただいてご了解をお願いいたしたいと思います。あくまでも、私どもの方針というか、基本としている点を述べさしていただいてと、今後はそのように注意いたしますので、ひとつご了解いただきたいと思います。 ○議長(中森茂君) 山口長四郎君。 ◆議員(山口長四郎君) 一端論議でございますが、一端とか概要とかで片づけられては困ると。やはり最初に申し上げましたように、市民の代表でまかり出てますので、何ページ費やしてもよろしいからやっぱりやってもらわんと困る。それを言うてるんです。一端でございますとか、ええ格好だけ言うてもうては困りますので、それ言うてるわけですわ。 以上でございます。 ○議長(中森茂君) 藤岡敏清君。 ◆議員(藤岡敏清君) またまたその農業問題で本当に申しわけございませんが、農家にこういう黄色い紙をいただいたわけですが、これは実は平成7年度の活性化対策のあらましなんでございますが、実はこれは減反の転作目標という題でございます。この中に、本年は、昨年ですか、109という大豊作となったわけです。そして、緊急に全国で8万ヘクタールの追加的転作の実施であると、そして名張市は26.1ヘクタールの追加転作をやれというあらましなんでございますが、それはそれでいいわけですが、その中に新しい転作手法でこの調整水田というのがあるわけですが、これはただ水を張って遊ばしておくのが果たしてこれ転作かなあというふうに私は思うわけですが、これまず、ここからまずお願いいたします、答弁。 ○議長(中森茂君) 産業部長。 ◎産業部長(秦羅俊哉君) 新たに調整水田ということで、いつでも田に復元できるということで水を張って管理をしていただくというのが調整水田でございます。 ○議長(中森茂君) 藤岡敏清君。 ◆議員(藤岡敏清君) はい。そういうことを言われたら、後もう続かないわけですが、先ほど山下議員が何遍も質問したわけですが、農振地の中の転用はもうほとんどこれは難しいと。その中でいろいろ知恵を絞るわけですが、本当にええアイデアが出てこないというのが現状でございます。 そこで、私はその週休2日制というか子供の遊び場対策、またその緊急避難場所としてのその農振地域の中の農振公園というものがこれできないもんかなあっていうのを思うんです。最低2反ぐらい、錦生地区やったら3つ4つ欲しいなというふうに思うわけでございますが、こういうことは難しい。農振の中でこれできるかどうかっていうことなんですが、まずもって市が貸していただくと、所有者から。そして、公園にして維持管理は村に委託するという形で、これ減反方法と、この公園というものが法律的にこれできるか、また名張市としてはこういうこと考えてもいいのかなあということをちょっと答弁お願いしたいんですけども。 ○議長(中森茂君) 産業部長。 ◎産業部長(秦羅俊哉君) 農村公園というのはいろんな事業があるわけでございまして、それだけの事業っていうのはございません。ただ、市でそういった公園ができないかっていうことについては、これは農地法との関係もございますし、いろんな法律上、農振の農業地であれば農業地を外してやりなさいというふうなことでございますので、非常に難しいと思います。ただ、避難場所としてということになってきますと、これはあくまで私の方の管轄でございませんが、当然そういう避難場所等があればそういうことで活用していただいたらと思います。名張市としては、今のところ農村公園でやっていくかということでございますけれども、そういう考え方は今持っておりません。 ○議長(中森茂君) 藤岡敏清君。 ◆議員(藤岡敏清君) はい、そういうことですので、この問題はもうこれで打ち切りにいたしまして、実はこの大学誘致に関して一言質問していきたいと思います。 この2日間、一般質問におきまして各議員から意見が述べられたわけですが、私は私なりに整理いたしますと、結論は、よく似た意見だと思ったわけです。ということは、まず決して反対ではないと。しかし、条件を出してくるわけです。その条件というのは学校名と資金と場所であると。その3条件をクリアすれば反対はしないということですが、これできないことをクリアせえというわけですから、はっきりと誘致をするなという話だと思う。私は受け取ったわけでございます。ところが、私は今もって反対の意見もよく似たもんで、これだというものが伝わってこないわけです。かといって、賛成の方もこうだという意見も出ない。しかし、時間は待ってはくれないというのが現状であります。 私は、この問題に関しまして一般市民でということで反対意見始まりますが、まず議員は確たる信念を持たねばならぬということで、私は橋本隆雄議員の嫁取りの話ではございませんが、私も仲人したことがありますが、その条件なしで本当にもらう気がなければこれは嫁は来ないわけです。───、───────────────────、──────────────────────────────。しかし、今回はですよ、その嫁をもらう方は恋愛をしてしまったというのが私の思うところでありまして、その我々親戚がその家が合わないとか、器量が悪いとか言ってるだけで本人は恋愛してしまったと、私はこういうふうに受け取っておるわけです。そして、それを放っておけば駆け落ちをするおそれがあるというのが現状であろうというふうに私は思うわけです。名張市がもらうわけですので、大変失礼な言い方なんですが、市長に対して。───、──────────────────────────────────。だから、私が仲人であれば仕方がない、認めてやろうと。そのかわりに立派な夫婦になりなさいと、そのように忠告して結婚式を挙げてやりたいという私は心境なんでございます。 まず、市長、こういう取り方は間違っておるでしょうか。 ○議長(中森茂君) 市長。 ◎市長(富永英輔君) 別段恋をしたわけではございませんけれども、また私ども駆け落ちをするわけにもまいりませんので、若干、例えは別としてですね、例えは別として、基本的に私は、名張が本当に21世紀の10万都市という、またしかも伊賀地域における中核都市であると、近隣を含めてもいわゆる定住4条件というのを備えた町になっていくと、このことは大変大事なことだと。したがって、大学誘致というのは名張市政の大きな課題でもあるし、市民にとりましてもそうでございますけれども、名張市にとっては本当に大事な仕事だと、こんなふうに私は思っております。たまたまそういう中で、今日的な課題であります福祉に必要な人材養成のためのそういう学部増設を皇学館がやりたいと、こういうような情報に基づいて名張ではどうですかというお誘いをして、名張を調査をされて、ここならいけると、こういう判断をなさったというのが今現在の条件ですね。それに対して、文部省が最近進めている地方に対する大学進出をめぐって公私協力体制の中で、私学の財政圧迫、そのことがひいてはいい大学にならずに、また逆に、学生の負担等が悪い回転に行って大学が撤退せざるを得ないというような例もあったりしているわけです。したがって、公私協力方式できちっと地域に根差した大学づくりをこれからやっていきなさいと、こういうことの方向で出てきているということになりますと、私どもとしては、何としても大学誘致というのは成功させなければならないと。そのことによって名張市の将来っていうものは、随分変ってくるであろうと、学術、文化だけではなしに地域経済に与える活力というものがこれははかり知れない影響を与えるであろうと、こんなふうに思っているわけです。 ですから、昨日でしたか、異業種交流会のいわゆる商工会議所の青年部のOBの皆さん方ですが、彼らが来て会話をしているときにもですね、これは名張にとって本当に大事な事業だと、こういうことを彼らも申しておりました。そういったいわゆる商工業に取り組んでいらっしゃる皆さん方とて、大学のある町と、こういうことについては、今後の商工業の発展余力というものをすごく見ているという点では大きな期待を寄せて私に話をしてくださいました。 したがって、何としても誘致をしようと。だけども、だけども私どもといたしましては、今期、当初予算をご審議いただく議会の中で、財政運営問題でさまざまなご議論をいただいております。この点については、私どもとしては十分誘致し得るそういった条件を整えて、また財政見通しを立てて、そして議会にもう一度お諮りをして、そして議会の皆さん方で、よしこの財政見通しならやっていこうと、こういうことでご判断をいただけるようにいたしたいとこんなふうに考えているところでございます。したがって、基本的に大学誘致は成功させていこうと。しかし、そのためにきちっとした確たる財政見通しを立てて、そして堅実な形での大学誘致を図ると。そのことによって21世紀の本当にいい町に発展していくだろうと、こんなふうに考えて今作業を進めていると、こういうところでございますので、またそういった具体的なご検討をいただく段階で、積極的に藤岡議員のおっしゃっていただきましたように、基本的にやっぱり大事なこの事業を成功させる方向へご協力をお願いを申し上げたいと存じます。 ○議長(中森茂君) 藤岡敏清君。 ◆議員(藤岡敏清君) 市長の熱弁を聞いたわけですが、一般市民というのはまずその資金のことを大変心配しておるということなんですが、私は、ある議員いわく安ければいいではないかという意見もあるわけですが、そのまた例え話で申しわけございませんが、この私みたいに20年も事業をやっておりますと、市と我々の財布の中身は違うわけですが、経営的には堅実にやっていくというのが一番いいわけですが、ただ我々でもこの20年もやってこられたということは、まずそこにロマンがあったと、そういうことで私はやってきたわけですが、そのロマンに対してですよ、ある程度その勝負をかけなければこれは堅実経営ではできない場面もあるわけですよ。そういうことがちょっと一般市民の方と違うところがあるわけですが、私は1億円の仕事をするについて、何も事業家は1億円要らないわけです。2割で商法的にできるわけですよ。だから、いわゆるそういう形でもってまず契約をして、それから決済までに何も市長が汗をかいて、手形なりにいろんなものを落としてきたらええわけですから、この資金的なもんはそんなに私は心配する必要ないと思うんです。 こういう例えで大変申しわけございませんが、私はですよ、当初青年会議所時代に議論しておったときは200億円ぐらいかかるんちゃうかという話をやっておったわけですよ。ところが、50億円えらい安いやないかというふうな私は感じなんです、私は。ということは、ゴルフ場1つが大体100億円ぐらいでできるわけですが、その用地代ぐらいでこれはできるという私は考えのスパンを持っているわけですが、その高いとか安いとかいうのはこれはもう尺度がね、全然私は違うというふうに私は思うんです。 そして同時に、我々から考えたら、若い者から考えたらこの名張のその21世紀のロマンであるというふうに私はとらえているわけです。その資金繰りというのは大変心配して、反対の多数がそれであるわけですが、私はこのような考えを持っているんですが、市長はどのような考えをお持ちですか。 ○議長(中森茂君) 市長。 ◎市長(富永英輔君) 大方一緒の考えでありますけれども、ただ1点、私どもとしてはやっぱり市民の皆様方からお預かりをしている税金を運営をさしていただいていると、こういう立場からいきますと、やっぱり財政見通しというのはきちっと立てて、このことをやることによって名張市の他の事業も十分に従来どおりの形で推移をさせることができると。もちろん、例えば道路でもそうでございますけれども、錦生で道路整備、交通安全施設をやれば、あの165号線、別のところでやるというわけにはまいりませんから、勢い年次的に順番にそれぞれに事業展開をするわけです。 しかし、大学誘致っていうのはそういった日常的な事業展開とはもう全く違う点では、今おっしゃるように、まさに将来の21世紀の名張を展望したときに、都市として大変重要な施設であるし、また地域の活性化のために欠かし得ぬ施設であると、こんなふうに思っております。 したがって、そのことと、ただ一点だけ藤岡議員と違いますのは、私どもとしてはやはり堅実な財政運営をしていかなければならない。市民の皆さん方から、あっ、そんないい大学をこうやってきちっとつくってもらっても財政的に何の心配もないんだなと、こんなふうに思っていただかないといけない。  (議長中森 茂君退席 副議長加藤富栄君議長席に着く) 今あちこちでこう議論されているのは、先ほど冒頭おっしゃったように、50億円あったら何できる、これできる、あれできると、こういうことだけでですね、50億円がもったいないとか、もったいなないとか、そういう議論だけが進んでやっているわけですから、そうじゃなしに、先ほども申し上げるように、大学誘致というのは名張市にとって将来に向けてやっていくべき大事業だと、これはやっぱり中心に据えてですね、そのことが将来における財政運営が十分成り立っていくかどうか。そのことをご検討いただいてゴーサインを出していただいたらと、こんなふうに思っておりますので、おっしゃるようにロマンには違いございませんでしても、やはり堅実に財政運営だけはやらしていただきたいと、かように思いますのでよろしくお願いいたします。 ○副議長(加藤富栄君) 藤岡敏清さん。 ◆議員(藤岡敏清君) 次に、反対の大きな理由でございます。いわゆる器量というんですか、─────────────────────────────、───────────────────────。────────────────────────、─────────────────────。──────────────────、本当にそういう進学校を目指して、もう1つ上のランクということでやっとったわけです。 おかげさまで我々の高校は────────────────────、年に東大に20人から入るようなすばらしい学校になったわけですよ。しかし、それは大阪や東京のことであるというように、本当に僕は大きな間違いであったなあというふうに今思うわけです。─、─────────────────────────、─────────────────────────────────────────。ところが、私は恥ずかしい話ですよ、社会福祉というのは本当に得意ではなかったわけです。ところが、福祉部長のお世話で最近せせらぎ苑に妻を連れて見学に行ってまいりました。それで、1つ驚いたことは、ちょうどそれはぼけ老人の入浴タイムにぶつかったわけですが、ずっとそこにふろ場におったわけです。本当にもうこの目を背けたい。見られない。そんな状況でございました。本当に若いその職員が汗をかいて本当にやっておるわけですよ。─、──────────────────────────────────、─────────────。─、────────────────────────────────────────、─────────────、─────────────────、─────────────────────────────────────、──────────────────────────────────────────。 ────────、────────────────、─────────────、───────────────。───────────────────────────────────────────────。 その器量とかいうことで、いろんな議論で反対の対象になるわけですが、私はそんなもの当てはまらないと。そのランクを議論すること自体、もうこの時代に合わないとそんなふうに私は思うわけでございます。 市長、何かそういう点でちょっとご答弁いただけたらなあと思うんですけど。 ○副議長(加藤富栄君) 市長。 ◎市長(富永英輔君) おっしゃるとおり、もう今日の段階で偏差値教育の弊害と、そのことが受験戦争を呼び起こしてきたと。そのことよりもそれぞれの大学が大学として特徴のある大学にしていこうと。また、県内の高校にございましても、特徴のある高校づくりを目指していこうと、こういうことで、もう時代はおっしゃるようにどんどんどんどん変わっていっておりますし、それからもっと大事なことは、それぞれ個人が自分の能力、適性に応じながら、そして自分の個性を伸ばしながら、自分の興味の向く学問なり、技術を身につけていって、そして世の中に巣立っていくと。そして、社会の一員として十分な役割を果たしながら自分自身も充実した人生を送っていくと、こういうことから考えますと、それぞれ偏差値による大学のランクづけっていうのは、むしろ時代から言いますと、また本来の教育のあり方から考えましてもナンセンスなことだと、この点では同感でございます。 ○副議長(加藤富栄君) 藤岡敏清さん。 ◆議員(藤岡敏清君) 最近ですよ、若い議員ということで、この問題に対していろんな意見を聞かれるわけですが、私は質問のその内容と私のそういうスパンが合わないので全然答えられないということなんですが、先ほど市長も申されましたけども、その50億円あるのやから、1億円で50の事業ができるじゃないかと。こういうことは、家庭で例えてみますと、外車買う金がありゃ嫁はんや子供のことがいっぱい買えるではないかという、私はそういうふうにとるわけですが、借金してでも欲しいものは欲しいわけですよ、男っていうもんは。それとはまた違うんですが、私はちょっとそういうふうに思うわけです。 ただ、その大学誘致の擁護論では私はございませんが、きょう現在いろんな少ない経験からそういう感じがしてきたというふうに、私は純粋な気持ちでですよ、今思うわけです。それで、こんなことを言うともうすぐ、最近何か藤岡議員は市長から何かあったんかとか、そんなん言われるんですが、そんなげすな話はもう私は本当にもうノータッチでございますので、本当に根本的にですよ、名張青年会議所とかそういうとこでいろんな勉強をして、そして名張に欲しいものは何であろうかなあということで、そしてそこに我々は大学があったわけです。 小野先輩議員しかりと、私はそういうふうに思っておりますが、その他の何ていうんですか、反対する意見を私何回聞かされても、こういう今私の答えになるわけですが、また例え話に戻りますが、もうそろそろ6月の議会ぐらいにはですよ、もっと親戚のうるさいおじさんやおばさんを説得するような材料を出していただきまして、早く結婚式の招待状を出してほしいと、そういうふうに私は思うわけですよ。そして、もっと胸を打つようなね、感動するような安心できる、なるほどというようなそんなもう説明を持った資料いただきたいと、このように私は思うわけです。 ──、────────────────────、──────────────────────────────。─────────────────────────────────────、────────────────────────────────、市長初め皆さん、本当にそういう資料を出していただきたいと、私はこのように思いますので、どうかひとつ皆さん方にですよ、市長が早く招待状を出してお祝いをしていただける、本当にいい結婚式にしていただきたいと、このように私は思います。 最後に、市長の答弁をいただき、私の質問を終わります。 ○副議長(加藤富栄君) 市長。 ◎市長(富永英輔君) 今おっしゃっていただいたようなそういう決意で私どもも進ましていただきたいと思いますし、先般もお答えをさしていただきましたように、なるべく早い時期に皆さん方にお示しできるように作業を急ぎたいと、こう思っております。 ○副議長(加藤富栄君) 坪井 祥さん。 ◆議員(坪井祥君) 大学の問題については、発言するつもりはなかったんですが、ご指名もいただきましたんで、一言だけ申し上げておきたいと思うんですが、そもそも今お話しになったいろんな大学のランクの問題等おっしゃったわけですけど、私の考え方は大学を呼びたいということ自体にそのロマンを感じるということは、大学は是であると、それ以下はだめだというね、そういう一つの考え方も成り立つということを考えてみたいと。日本社会では、大学を出た者がいい服を着ていい経済生活をできると、残念ながらそういう仕掛けになっておりますね。その中でのひずみっていうのが相当出てきておると。これからは私そうじゃないという気がするんですけれども、そこら辺も含めてもう少し冷静な議論というのが必要であると、この辺だけ申し上げておきたいと思うんです。これは、この議論というのは議員とそちら行政側との話ですべきなのか、こう両サイドに話を広げていいのかよくわかりませんので、ちょっと難しいんでね、その辺でちょっとまた今後にしたいと思いますけれども、私とて、ええかげんなことで物を言うてるわけじゃないということをちょっと一言申し添えておきたいと思うんです。個人的な問題と違いますから。 予算のことでは、一般質問で長時間取らしていただきましたので簡単に申し上げたいんですが、1つは市民の安全の問題で一般質問で相当長い時間かけて議論されたわけなんですが、この予算の中で、防災関連の予算、これとこれとこれはやりますというその集約的なことですね、今期の予算の中ではこれとこれとこれは載っておると。それから、今後、この間一般質問でいろいろ論議された問題の中でこういうことは緊急な検討課題であると。それから将来展望としてはこういうこともしなければいけないんではないかと。大体その3つぐらいに分けていただいて、いま一度整理していただければ大変ありがたいと思うんですけども、総務部長さん、その辺は今すぐでなくても結構ですけれども、場合によったら明日でも結構ですけれども、そういう形でお答えいただけますでしょうか。よろしくお願いしたいと思うんです。そのことに関連いたしましては、例えば消防関係で再度お尋ねしたいんですけども、市内にたくさん設置いただいております防火水槽、1カ所約45トンと、40トンですか、というふうにお伺いいたしましたが、40トンというのが一体どれぐらい放水できて、どれぐらいの物を消せる状態なんかということで、まずちょっとお尋ねしてみたいなあと思いますので、これはひとつよろしくお願いいたします。 それから2点目、133ページのとこら辺で述べられておるんですけれども、応急診療所の運営の問題なんです。やがて市民病院、立派なものが建設されるわけで、先日も現場ちょっとのぞいてきたんですが、もう着々と工事進んでおりまして、もうあと1カ月ぐらいで骨組みがもう我々の住宅からも見えるようなそんな状態になりそうだと伺ってまいりました。大変こう楽しみなんですが。さて、現在実施されておりますその応急診療所の運営の問題なんですが、これを将来はどうされるんかということがまず1点でございます。応急診療所というのは、今名張の医療状況の中でやむなく設置されたもんであると思いますが、これが将来どうなるんかという問題なんです。例えて申しますと、市立病院の方に吸収されるのか、あるいは別の運営でされるのかということが1つでございます。もう一つは、診療の科目なんですけれども、一応、内科、小児科というふうな対応をなさってくださっているようなんですが、そこに若干の問題もあるというふうに伺っておりまして、必ずしもその内科系の診療体制が万全であるとは言いがたいようないろんな難しい問題そこにあるじゃないかと感ずるわけなんですけれども、そういう体制づくりというものが、あと開院までまだしばらくあるわけですけども、そういう中でそういう体制というのをつくっていく方向というのはできないんでしょうかということがもう一つでございます。 3つ目は、この間一般質問の方で若干こうお答えで漏れてたと思うんですけれども、図書館の分館の見通しについてちょっと触れていただいてなかったように思いますので、その点ひとつお願いしたいと思います。 最後は、ずっと多くの予算をつくっていただいて、来年はこうしたいということが見えてまいったんですけれども、聞くところによりますと、例えばこういう要望はどうなりましたかということで、ある部にお尋ねしますと、いや、助役さんに、あかん、予算がないと削られたとかね、そういうお話を聞くわけで、本当にある一定の枠の中でのやりくりでなさっていたんだと、そのご苦労はわかるわけですが、それじゃ各部でですね、お出しになった予算、いろいろ皆さんでプランをお立てになって、これはやりたいということでおっしゃってたはずなんですけれども、それがこういう点では、今回予算として認められなかった各部の主な事業というんですか、それどんなものがあるんでしょうか、ないんでしょうか。これはぜひやりたいと思っていたけど今回見送りになったと、その辺のねところちょっと聞かしていただくと、これからどういうふうなところにポイントがあるかということね見さしていただくのに大変助かるんですけど、各部長さん、簡単で結構ですからお願いできないでしょうか。 ○副議長(加藤富栄君) 市長。 ◎市長(富永英輔君) まず第1点目に、私から、それぞれ各部にかかわる部分がございますので、私からお答えすべきはお答えをさしていただきたいと思いますが、まず応急診療所の問題でございますが、この応急診療所というのは1次救急に対応すると、こういうことでございます。したがって、一応、内科、小児科というような区分けはいたしておりますけれども、時には目でございますとか歯でございますとか、さまざまな、とにかく1次救急で対応するということで、特に夜間、休日について名賀医師会の先生方のご協力をいただきながら大変市民の皆さん方のとりあえずの安心を確保することはできていると、こんなふうに喜んでいるところでございます。したがって、そこでさまざまな第1次の手当てをいたしまして、すぐさま処置すべきところへ転送いたしましたりしながら、万全を期してやらしていただいております。今度つくる市立病院の方は2次救急でございます。したがって、当然のことながら1次、2次っていうのはそれぞれ分担すべき分野も違ってまいりますので、基本的に応急診療所というのは、病院開設とは関係なく引き続いて運営をしていくと、こういう考え方におります。ただ、今後の応急診療所の需給、動向等も含めてですね、場所等変更する場合はあり得たり、さまざまな運営に若干の変化はあるにしても、基本的には1次救急と2次と、こういう区分けはしておかなきゃならんだろうと、こう思っております。今後地域における医療の運営システムの中で、そのことが損なわれない形での病院との連携っていうのは当然考えていかなければなりませんが、基本的なスタンスはそういうところで開院後の運営の中で、それは今申し上げたように1次救急が確保でき得る体制だけは続けていかなきゃならんと、これを基本に考えております。 それから、予算の編成作業についていろいろございました。例えば、坪井議員から強行に迫られた部長といたしましては、何とか助役はもう認めてくれへんだんでとお断りするようなこともあったかと思いますけれども、私どもといたしましては、組織として、この名張市全体の中の施策展開の中で限られた財源の中で、それぞれ総合的に優先順位をつけて事業の選択をさしていただいてると、こういうようにご理解をいただきたいと思います。したがって、各部長がやりたいと言うてたん、やれやんだとか、そういうことは一切ございません。ただ、国段階において、ことし名張に予定をしておった事業だけれども、国段階においてこれはカットされてきたと。または、うちとしてもこの事業を進めようと思ったけれども、用地の取得の見込みが立たなかったとか、さまざまな要因がございまして、予算の編成作業をしているわけでございますので、どこどこでだれかがカットしたと、これはございませんでして、それをおっしゃっていただくんなら、市長がと、こうおっしゃっていただくべきであろうと、かように思いますので、よろしくご理解いただきたいと思います。 ○副議長(加藤富栄君) 教育委員長。 ◎教育委員長(辻敬治君) 図書館の分館につきまして、答弁が漏れてたということでございます。少し申し上げたと思います。そのときには、図書館協議会等で審議しながら検討していきますというような簡単なご答弁であったと思うんですけども、ご質問でございますので、少し経緯をもう一度振り返っていただきたいと思います。 実は、62年に、昭和62年に開館をいただきまして、現在7年目でございます。その前にはあの駅前の現在の名張中学校のアリーナのある部分でございまして、駅前でもあり、随分たくさんの方々がご利用いただいてたんですけども、駐車場とか、またいろんな方面からの不都合ができてまいりまして、また市当局並びに市議会のご了解を得て、もっといいものを、それこそ市民のためのサービス機関として、生涯学習の場として本当にふさわしいものをつくろうじゃないかというふうなご協賛をいただきまして、本当に多額の費用をいただきまして、ああして現在の場所に移ったわけでございます。当初はあの図書館につきましては、過去に市民会館があの前にございます、ご存じのとおり。それが利用が悪いからということで、現在の青少年センターの場所へ下ったわけなんです。そういうところへまたぞろ戻って利用できないん違うかというふうな大きな問題がございました。しかし、立派な物をつくって、またサービスをよくして、職員が一生懸命になって特徴のある図書館をつくれば何とか皆さん方に来ていただいて、できるんじゃないかということで、本当に図書館の職員等随分努力をされたと思います。それにつきましては、前市長の永岡、亡くなりました永岡さんでも、本当に図書館だけはわしの生涯でつくりたいんだというふうなことでやっていただいた経緯がございます。立派に皆さん方にああして使っていただくということで、むしろ分館問題が云々されるということほど皆さんにご利用いただいたことは本当によかったといいますか、時宜を得たものであったと思うんですけれども、ただ、まだ7年ですので、もう先の先まで読めばそういうことになるかとは思うんですけれども、分館問題については対応が少し遅くなっているのは事実でございます。その間には、公民館の中の図書室をもう少し検討してそれを分館にとかいう話とか、またどこどこの例えばでございますが、中学校校区に1つぐらい欲しいんじゃないだろうかというふうなことは内々ではいろんな話があったんですけれども、実際それじゃどうするかというような問題で、そんなにたくさんつくるほど余裕もございませんし、それじゃどことどことというふうなことで内々では話はあるんでございますけれども、まだ表立っての話は出してはおりません。そういうようなものを図書館協議会の中でも一度審議をしてくださいよと、そういうようなことがどういうことであるのか、専門的な先生方、またたくさん入っていただいておりますのでそういう中でも審議いただく。また、現在、文化振興審議会というのが設置されておりまして、中島議員にも委員として参加をいただいているわけでございますけれども、そうした中でも、施設の本当のこれからの姿というものを見ていただくために、そういうようなものも討議いただいていると思います。 いずれにいたしましても、そういうふうなものを整理して、過去の我々の対応がまずかったかもしれませんけれども、こうして皆さん方のご協力を得て分館問題になったということは本当にありがたいことで、それも踏まえて、今後の分館問題、対応していきたい、また検討していきたいと、このように思っております。いずれにしても、分館があと1カ所、2カ所というものを欲しいというふうな希望的なことは考えておりますので、もう少し検討をさしていただきたいと思います。 以上でございます。 ○副議長(加藤富栄君) 市長公室長。 ◎市長公室長(奥西正利君) 坪井議員さんの方から防災の関係でご質問があったわけですが、ご指名が総務部長でございましたが、防災の関係は、計画の方は私の方が担当しておりますので私の方からお答えしたいと思います。 まず、最初にお断りを申し上げておきたいと思うんですが、今後の防災計画あるいはそういった必要な資材とか、そういったことの具体的なことについてはまだでき上がっておりませんので、少しあすでもというご要望でございましたが、まだできないのでひとつお許しいただきたいと思います。 まず、ことしの水防防災費では、関係では企画の関係では1億2,600万円ぐらいの予算を組んでおりまして、その中では一番大きいものが1億700万円程度の地域防災無線事業、それからあと総合防災訓練として約70万円、正確には69万3,000円ですが、それからあと県等の負担金とか、あるいは河川情報センターの使用料とか、あるいはその他の事務的な経費を含めまして634万1,000円、こういったものを計上してございます。また、防災計画、シミュレーションとしての委託料として1,200万円計上しております。先日も橋本隆雄議員さんにもありましたように、やはり災害防止、防災計画等については一日もやはり早く確立していかなければならない、あるいは検証していかなくてはならないと、こういったことで、今鋭意そういった関係の事務処理を急いでいるわけですが、現地の方へも、被災地の現地の方へも多数の職員も今まだ引き続いて救援活動に行っているような関係もございますので、防災計画のいろんな見直し作業については早急にやっていきたいと、このように考えておりますのでご理解いただきたいと思います。 ○副議長(加藤富栄君) 消防担当参事。 ◎消防担当参事(豊永倫生君) 防火水槽40トンの根拠についてでございますが、私ども、消防用水利につきましてはすべて国が示します消防水利の基準に基づいて物事を考えております。その基準の中で、消防水利の給水能力、最低の給水能力は毎分1トン、それが40トン継続して給水できるようにというのが最低の基準でございます。消防力の基準で示しております40トンが国庫補助を受ける水槽、あるいは起債を認められる水槽の同様の最低の規模の水槽でございまして、それがどの程度の消火能力といいますか、効力があるかということでございます。非常に難しいお尋ねでございますが、一応この基準によりますと、木造の、木造建物の燃焼を念頭に置いた数字だそうでございまして、一応、木造建物、これも規模がはっきりしませんが、標準温度曲線っていうような用語を使っております。大体30分余り2口放水が可能であるというところから、このような最低の40トンが決まった模様でございます。 以上でございます。 ○副議長(加藤富栄君) 坪井 祥さん。 ◆議員(坪井祥君) ありがとうございました。市長さんのお答えで納得するところもあるんですけれども、ちょっと、各部長さんがそれぞれお考えになっているね、率直なお声を実はお聞きしたかったわけで、この場で無理なら順次庁内をまた回らしていただきまして、でも、ああいうふうに言われると、おっしゃりにくいですね、各部長さん、大変申しわけないことかえって聞いてしまったように思うんですけれども。やっぱりそれぞれいい知恵を集めてねやっていただいてる最高の予算なんだと思いますけれども、その中で、やっぱりこれもしたいんだというふうな、そういうふうなジャブと言うんですか、そういうものが見えてくれば大変こううれしいなあという気がしますので、また今後お伺いしてみたいと思います。それから、助役さんというふうに言ってしまいましてえらい申しわけありません。市長さんというふうに訂正をさしていただきます。 図書館の件では、せんだっては、ちょっと協議会の方でということで簡単におっしゃっていただきましたので、今の内容で少しわからしていただきました。これは開館した経過等は私もこの間読ましていただいてよく存じておりましたんですけれども、利用のウナギ登りの状況からすると、これは大変だということでこの間指摘さしていただいたんで、それは職員さんの配置の問題でも言わしていただいたと思うことなので、これは今後非常に厳しく検討いただきたいなあと思いますので、特に、これ今後の、できれば次の議会のときにでもですね、その後の検討状況というものをぜひともお聞かせいただければ大変ありがたいと思います。 救急の問題は一応納得さしていただいたんですけれども、ただ現在ですね、市内のあらゆるお医者さんが参加していただいてると、これは大変ですね、夜間になりますし、休日に対応していただくとか、これは、私自身そんなふうにやれと言われたら、そらね、大変やなあと思う一面、しかし、やっぱりはっきり申しまして内科、小児科、そういった内科系にちょっと対応し切れないようなね、あんまり言いますと悪いんですけれども、専門の領域というのやっぱりお医者さんもございますでしょうし、そういった面を配慮していただきますと、もう少し市内のお医者さん、プラスアルファのようなね、何か対応できないもんかなあと。市民が参りましても、ちょっと専門外というふうなことでちょっと困るというふうな問題もちょっとあると。例えば、あるときは専門のね、たまたまぴったり合うお医者さんに対面してかえってありがたかったという例もあるそうで、その場その場によってあるわけでございますけれども、やはり内科、小児科ということを中心にということで今後もう少し検討いただけないかなあというふうに思うわけですので、その段、大変難しい運用になるかと思うんですけれども、何とかお知恵を出していただけないかというそういう思いがいたします。どうか即答でなくて結構でございますので、今後関係の方々の中でぜひともそういう点ご検討いただきたいなあと思います。 プールのことに関しましてお尋ねいたしましたのは、これは昨日もそういう点でご発言があるわけなんですけれども、やはり中学校のプールというものは、こういう防災上の観点での整備ということが非常に重要だというふうに考えるわけなんです。と申しますのも、今お答えいただきましたように、構造的に40トンでは30分で2口放水ということでございますが、これは40トンということでございますけれども、これが小学校、中学校のプールの基準で申しますとですね、その水の量というのは比べものにならんほど多いわけですね、約10倍以上あるんじゃないですかね。大体標準的には25メートルで横幅15メートルぐらいございますし、深さ平均1メートルということでありますから、450ぐらいの水量を持っておるということでございますし、またお聞きしますと、百合が丘と国津でしたか、すぐに放水できるような設備も持ってると、こういう点、いろんな点で考えますと、いわゆる学校というのがひとつ防災のね、センター的な役割っていうのを果たす時代が来ると、こういうふうに書いておるものも最近拝見いたしました。何か関東方面では既にプールの水を浄化する設備も学校に備えておってですね、これは火災対策が済みましたら、その後は飲料水対策にですね、それを利用できるような設備も持っているというふうなこと、一部文書に記載されておりました。それからあるいは、学校の中に井戸を掘って、さらに井戸からくみ上げるための自家発電装置もつけてるところがあると、こんなことも聞いておるんですね。どうも日本人というのは、災害がありましたら、そのときは大変やいやい言うわけですけれども、じきにこう忘れてしまうようなところもございますので、今回の事って、やはりあれだけたくさん一般質問でも議論が闘わされたということは、本当にこう皆真剣に議論したという結果でございますので、そういうこともひとつつけ加えていただきまして、これは単に中学校にプールがあるないの問題、教育の中での問題も一面あるわけですけれども、それと同時に防災的な意味というのも確かにあるんだということをですね、ちょっと触れさしていただきまして、今後どうしてもこれ検討していただきたい。 ちなみに、三重県の教育の中でちょっと私はアンバランスなところというのは幾つか感じるわけなんですけれども、県立の高校にもプール設置されてないということを高校の先生にお伺いしましてね、これもちょっとびっくりしたんですけども、実は西高へ私もプールあるんかと思って行ったんですね、あの災害、震災の後に。そうすると、うちにはないんですと、何があるんですかと言うたら小さな池がありますということで、そんなんじゃなしに、じゃあ三重県の学校どうなっているんですかと言ってお伺いしますと、どこの高校もたしかプールはないはずやというふうにお伺いしましてね、あれっと思たんですけども、そんなことって本当にあるんですか。関連しまして、県下の高校には本当にプールどれくらい設置されているか、あるいは全然ないのかですね、その辺の状況、及び県下各市の中学校には本当にプールどれくらい設置されて、どれくらい検討されているかというふうなデータですね、これは今でなくても結構ですので、いずれかの機会にまたお出しいただきたいと思いますので、それでまた再び検討さしていただきたいと思いますので、くれぐれもよろしくお願いしておきたいと思います。 じゃ、以上で質問を終わります。 ○副議長(加藤富栄君) 暫時休憩をいたします。(休憩午後2時56分)  (議長中森 茂君議長席に着く) ○議長(中森茂君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。(再開午後3時16分) 和田真由美君。 ◆議員(和田真由美君) 順番が次かと思いましたんで、質問をさしていただきます。 大枠でということできょう一応準備をいたしました。細かい点につきましては、あす、あさっての特別委員会で聞かせていただきたいと思います。 特に市長の施政方針にかかわりましてお聞きをしたいということです。まず、施政方針につきましては、当然、予算書の中で映えた予算配分がされていると思いますので、施政方針及び教育方針等々についてご質問をさしていただきます。 まず、施政方針の冒頭の方に、21世紀に向けて自然と人と文化が調和する快適な生活都市を実現して、子や孫にも誇りを持って引き継げるふるさとを築いていくんだということを1つのテーマにしておられます。特に重点施策の展開というところでも書かれておりますが、若者の定着するまちづくりというのをあらゆる政策の根幹に据えなければならないというふうにも言い切っておられます。そういう点につきまして、特に厳しい財政環境としながらむだ遣いとなると私たちは判断しております大学を含め、7大事業すべて私ども反対するわけではございませんが、それぞれの推進状況も違いますし、公共下水道、斎場などは病院も含めて早くやらなければならないなというふうには思っております。特にこの中での大学誘致については、先ほどもちょっといろんな論議がされていたわけですが、既に一般質問でも私としてもお伝えをしておりますので、この点については省かしていただきたいと思います。ただ、これからの重点施策の展開という点では、特に財政問題につきましては、今後大学も含めて出していくという市長の姿勢でございましたが、まずこの中で一番お聞きをしたいのは、その若者の定着するまちづくりっていうことについて、若者だけではないと、以前、私は、確かにおっしゃったように思うんですが、やはり小さい子供から高齢者の方まで、いわゆるゆりかごから墓場までという、そういう定住する、安定するという、そういうものをまず施策の中に添えるべきではないかという意見を持っております。そういう点については、再度市長のお考えをお聞きしたいなというふうに思います。 それから、地方自治の精神、これは言うまでもなく、常々申し上げておりますように、地方自治体の仕事は住民の安全、また健康、福祉を保持するということでございます。特に県の今の状況といいますのが、この施政方針の中ではページ4の保健、医療、福祉の充実というところにもかかわってくるんですが、県は保健所を11カ所から7カ所へという減という形を持ってこようとしております。また、そういう点では、当然名張市の、名張市の中での保健需要といいますか、保健所法の改正に伴いまして地域保健法が成立をしたという点では、保健の分野と福祉の分野が言うたらいわゆる吸収合併をしております。そういう点での保健婦の補充なしで、今後名張市が立てております老人保健福祉計画、国の財政裏づけというものは現実的にはないわけですので、このような保健婦さんの補充なしでの相談窓口、また自治体としてこういう保健と福祉の分野を担わなければならないという点で、予算の中にどのように映えているのか。また、老人保健福祉計画というものがどのように今期の予算で裏づけとしてされているのかという点についてお聞きをしておきたいと思います。 また、県の方の状況でございますが、公共料金が県の方では3年ごとに値上げということを裏づけております。特にその点では、看護短大の授業料、また保母試験の手数料、犬の登録手数料等々が値上げをする、どうもそういう模様になっております。名張市におきましては、常々消費税との関連におきまして、例えば公民館、焼き場、また教育学校施設、体育館の貸し出しをしていただいております。その利用また使用料、手数料といいますか、値上げについて、今特に国会でも消費税を3%から5%、7%へと上昇させようとしておる時期でございますが、当市としては、これへの対応、例年変わりなくつけずにやっていただくのかという点についてもお答えいただきたいなと思います。 次に、国民健康保険にかかわるわけですが、この中で、今県の方は給付費の3から4年分の基金をためなさい、こういうふうな指導をしてくる模様でございます。値上げ、まさしくこれは値上げの指導ということでございますので、国民健康保険の基金につきまして、当市、今回の予算の中でどのような対応をされているのか。県指導そのままのみ込んでやるのかという点についてもお聞きをしておきます。 次に、寄附金でございます。名張市の寄附金、昨日の質問に続きまして再度深めていくためにお聞きをしておきます。特に寄附金につきましては、平成7年度では1億9,319万7,000円という形で上げていただいております。これは異常なほどの前年比667.1%の増ということでは昨年に比べて大変な寄附金というものが見込まれているわけです。この特に寄附金につきまして、本来、学校とか行政が請け負うべきものまで入っているのではないかという点で、特にきのうの市道にかかわりまして、寄附金というものが現実に負担金という形で、負担金というこれ内規の中ですけども、徴収をされ、寄附金で納めているということについて、特に総務部長には事前にお話をしていると思います。これの法令といいますか、地方財政法のかかわりの中では、第4条の5、割当的寄附金などの禁止っていうのが地方財政法ではうたわれております。また、第27条の4の中には、市町村が住民にその負担を転嫁してはならない経費ということで書かれております。これに明らかに違反をしていくということで、私は今のこのような指導のあり方、また寄附金をまさに強制した形で納めている状況の名張の市政に対して、これは変えていかなければならないものだと思いますので、そういう点でお答えをいただきたいと思います。 順番に沿っていきたいと思います。ずらずら言いますとわからなくなりますので、まずその辺からお願いします。 ○議長(中森茂君) 市長。 ◎市長(富永英輔君) 基本的な部分、私からお答えをいたしたいと思いますけれども、施政方針とかかわって、基本的なまちづくりの目指す方向でございますけれども、自然と人と文化が調和する快適生活都市を目指そうと。言いかえれば、これはまさしく各世代にわたって定住できる基本的な目標でございます。したがって、そのことによって結果として子や孫に誇り得るふるさとづくりにつながっていくと、こう思っておるわけです。したがって、それができ上がった暁には、今おっしゃるように全世代が定着をしているわけでございまして、その点の触れ方につきましては、その下の重点施策の展開の中で、人に優しい環境を備えた若者にとって魅力と活力のある町、高齢者に潤いと安らぎのある町、さらに市民の生活スタイルに応じて生活の質を高める条件整備を進める、こういうぐあいに全世代にまたがって観点はうたってあるわけです。ただ、現実の姿として、私どもが今の、今日の人口動態をとらまえておりますときに、この梅が丘のように平均28歳という入居盛んな地域においては、大変若い世代でございます。同じような現象が桔梗が丘の初期の段階でもございました。若い皆さん方が、世代の家族がお住まいをいただいた、20年、30年と、こんなふうに年月が経過してまいりますと、桔梗が丘の方から若い皆さん方が単に流出をしてお年寄りだけの核家族になっているという一つの実態、また農山村地域からの若い皆さん方が流出をし、山間部に行きますと、高齢者の比率が3割になっていると、こういうふうな実態を踏まえたときに、当面、やっぱり若い皆さん方に魅力あるまちづくりをしていかないことには、全世代の定着、定住というのは不可能であろうと、こういうことを申し上げているわけでございます。したがって、強調すべき点をきちっとここで若者の定着するまちづくりという表現で押さえさせていただいてあると。それからもう一つは、大事なことは、これからの時代といいますのは、ある意味ではその交流の時代だと、こんなふうにも言われているわけでございます。この名張の町を訪れる皆さん方がふえてくる、このことも大事な要素でございます。したがって、働く場所があるとか、大学があるとか、あるいは観光や歴史的な面も含めて、やはり交流という一つの拠点になっていかなければ定住化も図っていくことができないだろうと。したがって、訪れて楽しい町と、このことも大事な要素だと思っております。そんな観点で、決して若い皆さん方がおればあといなくてもいいという発想の施政方針には全くなっておりませんので、ひとつ十分お読みいただいて、下手な文章でありますけれども、そういう思いを込めて書いてございますので、ご理解をいただきたいと思います。 それから、保健所の問題につきましては、地域保健法が制定をされることによって、新たに施政方針にも述べさしていただいているように、市町村で保健事業というのを多く受け持っていかなきゃならんと。特に老人保健法が制定されてから、この老人保健福祉にかかわる部分っていうのは、勢い市町村の事業に変わってきていると。そういった実態を踏まえて、当面とにかくなかなか得がたい職種でございますけれども、平成7年度から保健婦1名増員を図って充実をしていこうと、こういうことを考えております。 3点目の消費税につきましては、今日までの方針を変えるつもりは基本的にございません。ただ、国の地方消費税の問題がどんなふうに具体化されてくるのか。この推移を見きわめていかなければなりませんけれども、基本的に、市のさまざまな手数料、その他等については従来どおりに考えております。新しい地方消費税の制度を見きわめないと確定的には申し上げられませんけれども、そのように考えております。 それから、国保等につきましても、当然市町村のこういった保険者の立場もございますし、でございますけれども、やはり全国の一つの連動の中で動かざるを得ないと。ことし具体的にどういう対応しているか、担当部長がお答えを申し上げたいと存じます。 それから、5点目の寄附金と負担金の問題でございますけれども、負担金としてかけていくには確かに地財法上問題があることは当然のことでございます。ただ、さまざまな事業を展開していきますときに、それぞれの地域の皆さん方が、ぜひともこの地区内の道路を整備をしたいということで、これだけの我々も用地でございますとか、またその事業費の問題でございますとか、さまざまな点で協力をするからぜひともと、こういう形でいただきますと、やはり私どもといたしましても、そういった地域の要請にはおこたえをしていかなきゃならんと、こんなふうに考えているところでございます。順序を逆にとっていただきますと、そうでございますけれども、我々はそういう発想でやらしていただいているわけです。もちろん市道でございますから、私どもで計画的に整備すべきところは整備をいたしておりますし、主にこういった形で、地域から上がってまいりますのは地区内道路が中心になってきておりますので、その辺についても十分ご理解をいただいておきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(中森茂君) 市民環境部長。 ◎市民環境部長(廣崎宏治君) 国民健康保険の財政安定化の問題でお話があったわけですが、県からの指導方針には現時点で変更はないだろうと思っておるところでございます。ただ、今も市長が申し上げましたように、やはり国の地方財政的な支援の動向も見きわめながら対処していかなければならないと考えておるわけですが、7年度の国保の予算の積算におきましては、基金から1億4,700万円繰り入れさせていただく形でお願いをいたしておるところでございますが、平成6年度末の残高が約3億8,000万円、県が指導してきております数字と基金の残高と同じ数字になっておるわけでして、7年度はもうこの1億4,700万円取り崩していくという形でございます。 今後、この安定化支援の問題も十分頭に入れながら、またこの医療費の動向も頭に入れながら健全な運営に努めてまいりたいと思っておりますのでご理解賜りたいと思います。 ○議長(中森茂君) 和田真由美君。 ◆議員(和田真由美君) 今お答えいただきました。市長の方から決して青年だけではないんだと、下手な文章でご理解がどうのこうのとおっしゃいましたが、当然のことであろうかと思います。そういう点では、全市民が対象としては言うまでもないことでございます。特に、生活基盤を安定さす。そして、住環境整備、公共施設の整備、日々の生活にやはり潤いがあってこそ、今いる人たちが親御さんたちも含めてここに住んでよかったなあっていうことになることで、若者たちも、やはり外へ一たん出ても戻ってくるふるさとになるわけです。当然出てばっかりでは困りますので、若者のために大学というのは私は余り賛成はできないんですが、そういう点では、もっと名張で不足しているものは一体何なんだろうかということを検討していただき、常々私たちが住民要求を的確につかむことが大切であると、そういう点では住環境の整備でもろもろございます。その辺を深めていただきたいということを要望させていただきたいと思います。 次に、13条例につきましては、公民館、焼き場、その他、体育館などの13の条例につきましては、本年度については基本的に今は変わりない。値上げっていうよりか、使用料、手数料に消費税はつけないというふうに確認をさせていただきます。 それから、国保基金については、平成6年度で3億8,000万円、県の指導の分、言われた数字分は残してるという点では、特に昨年からことしにかけまして医療費は減というふうに聞いております。これだけの基金をもって引き下げができないということはないと思いますので、その点について、平成7年度におきましての国保料金の値下げについてのお考えをまずお聞きしておきたいと思います。 寄附金につきましては、市長はその問題はあるがということは違法であるということをお認めになったというふうに私は解釈させていただきます。これは地方財政法に基づいてね、そういうこと、地方財政法によっては、これは明らかに違法になるわけですよ。この特に第4条5っていうのは割当的寄附金の禁止ということですから、今の市道のあり方につきまして、当然幾ら幾らのお金が要るんだということであればそれは負担率ということで条例化しないとだめなわけですよ。私は条例化することをお勧めしているわけではございません。条例にすることも現実に市道であればおかしい。市道というものはもともと名張市が改修なり、また直していくものでございますから、そういうものに市民に負担をかけること自体がおかしいわけです。そういう点で、第27条の4には市町村が住民にその負担を転嫁してはならない経費だと。これはどれっていうふうには書いておりませんが、経費ということでの地方財政法ではきちっと明記をされております。そういう点について先ほど総務部長からのお答えはなかったんですが、総務部長からのお返事をまずお願いしたいなと。 それから、市長及び建設部長には、市道のあり方ということについて、まずお聞きをしておきたいと思います。 ○議長(中森茂君) 市長。 ◎市長(富永英輔君) 私、先ほどそんなふうには申し上げておりません。 負担金をかければ地財法に抵触すると申し上げただけで、私どもは負担金をかけているわけではございません。 ○議長(中森茂君) 総務部長。 ◎総務部長(佐々木定夫君) 地財法の第27条の4につきましてご意見があったわけでございますが、ここで言います直接であろうと間接を問わずその負担を転嫁してはならないというその費目につきましては、施行令の16条の3に定められております。その内容といたしましては、市町村の職員の給与に要する経費と市町村立の小学校及び中学校の建物の維持及び修繕に関する経費、これを強制的に負担を転嫁してはならないと、こういうようになっておるということでございます。これはある人の逐条解説というようなことで書いてありますので、ご披露さしていただきます。 ○議長(中森茂君) 建設部長。 ◎建設部長(喜多尚君) 市道のあり方ということについて答弁をせよということでございまして、大変抽象的なご質問でございますので、どういう角度からお答えをしたらいいのかなあというふうに一たんは思うわけでございますが、何はともあれ、市民が毎日の生活をしていく上で、一番この一時的に必要になってくるのが市道であろうというふうに考えております。そのようにお答えを申し上げておきます。 ○議長(中森茂君) 本日の会議時間は、議事の都合によりあらかじめこれを延長いたします。 市民環境部長。 ◎市民環境部長(廣崎宏治君) 国保税の問題についてご指摘いただいたわけですが、現在も地方税の改正、国でご議論いただいているわけですが、7年度当初では基金から繰り出していただいておりますが、問題はやはりこの応益、応能の平準化の問題であろうと考えておるんですが、この7年度の状況を見て、応能、応益の割合の見直しをしなければならないだろうというふうに担当では一応の思いは持っておるわけですが、7年度におきましては、限度額の引き上げがこの3月に52万円に成立するだろうと思っておるわけですが、現時点では、本年度は見合わせる形での計上でございますので、今後この医療費の動向を見きわめながら、1年かかって、ご指摘の問題については検討を進めていかなければならないだろうと、考えておるところでございます。 ○議長(中森茂君) 和田真由美君。 ◆議員(和田真由美君) 市道のことにつきまして、負担金をかけていないと市長はおっしゃったんですが、現実に当局の土木の方では内規ということで負担割合が決められております。新設改良、また舗装費、修繕費という形、それぞれ決められております、内規で。内規ということは、要は担当課の中だけの話ですから、当然この負担ということで条例化されておればある程度仕方がないという点もございますけども、これはあくまでも内規ですから、それをわざわざ負担割合を示しておいて地元に寄附金を取るというこういう行為はまさに間違っているわけです。 また、市道の認定にかかわりましても、現在これもある一定市の内部で決められたもんですから、4メーター以上、底地が登記できること。公共性があること。行きどまりでないことというふうになっております。そういう点では、市道の認定そのものについても、今後名張の状況見ましたら、これは変えていかなければならないことですし、特にミニ開発等々が名張市にはたくさんございます。その中で行きどまりの所たくさんあるんですよね。行きどまりでないという、行きどまりでないことというこれ自体も変えていただけねばならないと、柔軟性をもって名張市が今の名張の現状に合った形でやるということはこれ大事なことではないでしょうか。 特にこういう市道の認定というのは各区の区長さん方が集めてこられるわけですよね。区長の名前で当然申請をされる。市民課を通じて多分土木の方へ修理をするため修復するために上がってくると思うんです。その最初の窓口になる市民担当課のお考えはいかがですか。それをまずお聞きをしておきたいと思います。 ○議長(中森茂君) 建設部長。 ◎建設部長(喜多尚君) はい。私の方からまずはお答えをさしていただきますが、市道認定の要請は、窓口は建設部でございます。ただ、市道認定に至る内容は、いろんな日常生活の関係の中での事項の積み重ねの中でこの道路は市道認定をしてほしいんだということになるわけですから、いろんな事項の中では、市民環境部長さんの所管の事項に照らして、あるいはまた産業部長さんの所管のお仕事に照らして、あるいは福祉部長さんのお仕事の関係に照らして、そういうことに照らして、この道は市道認定をしてほしいんだというふうに、まずは私の方へ関係の区長さんからご要望いただいて、そして措置をしていくと、こういう考えに、こういう事務の流れになっております。 ○議長(中森茂君) 和田真由美君。 ◆議員(和田真由美君) 市道の認定をするにはこういうのがありますよと、私が言わなくてもこれは建設部長よくおわかりだと思うんです、そちらから教えていただいたものですから。要は、既に市道というところの新設改良、舗装、これは事業費にかかわって1割ないし5%ということに決まっておりますよね。これは一体どこから出たん、何を根拠にして出てきたんですか、そしたら。 ○議長(中森茂君) 建設部長。 ◎建設部長(喜多尚君) 村落部の、先ほど市長の方からご答弁ありましたように市道のことですから市が計画的にやっていくという分野がございます。しかしながら、大変広い範囲の中、あるいはまた長い延長の市道の中で、特に村落の中で日常生活に第1次的にこう関係してくるようなところの路線について、従来から、これはもう従来からそういう慣行で、応分のご負担を願って措置をしてきておりますので、そういう考え方で措置を、応分の負担をいただくという思想の中で措置をいたしておるわけでございまして、決して違法だというふうなことには考えておらないわけでございます。 ○議長(中森茂君) 和田真由美君。 ◆議員(和田真由美君) かなりちょっと食い違いがあるようです。要はその建設部長なり市長、特に市長の場合は市道なりの管理者という立場でございますし、道交法、道路法にかかわっても当然管理をしていく方でございます。その市道っていうのは一々市民がお金を出さないと改修とか修理とかそういうのはしていただけないということですか。特に当初予算の中で、この寄附金、そういう道路にかかわっての金額が一番多いんですよね、寄附金の中ではね、これ調べて見ましたら。それはどっからどういう見積もりが出て、それだけの寄附金っていう金額を平成7年度の当初予算に上げておられるんですか。 ○議長(中森茂君) 建設部長。 ◎建設部長(喜多尚君) 予算書の38ページと39ページをごらんいただきたいわけでございますが、項14のところに寄附金ということで上がっておりまして、1つは農林水産業費の寄附金であり、2つ目は土木費の寄附金と、こういうことになっております。1億7,250万円のこの内訳は39ページにございまして、道路新設改良費寄附金として1億7,150万円、それから道路舗装工事費寄附金として100万円ということになります。そこで、多額のということでご質問あるわけでございますが、じゃあ、1億7,150万円の内訳でございますけれども、このうち、いわゆる従来から地元負担金をいただいて措置をするというふうな分野の予算は100万円でございまして、残りのこの1億7,050万円は実はここに書いてありますように、書いてございませんが、商業集積の関係で松崎町新町線の改良を行うわけでございまして、この改良につきましては、商業集積という形の中で市道でございますから、不特定多数の方がご利用願うという形の中で、だれがその道路を占用して使うかということが特定できないわけですから、この一面、その負担金を取るという形のもんには道路の場合にはならないわけでございますが、今回商業集積の関係がございますので、第三セクターの方からこの市道松崎町新町線の整備にかかわって寄附金をいただくという形の中で計上をいたしております。したがって、通常の場合じゃなしに、今回は商業集積ということがございますので、ちょっとそうした大きな金額になっておりますことについてご理解を賜ってみたいと思います。 ○議長(中森茂君) 和田真由美君。 ◆議員(和田真由美君) 今予算書の説明をしていただいたんですが、これでは、従来の要はその地元負担金ということで分割をこれ内規で決めておられる部分が100万円あると、これはある一定今年度の予算の中に入れてるということですよね。その入れてるという以前に、こういう市道というものに対して負担をすることが間違っていると私はそこから申し上げております。特に、その不特定多数しか通らないんだというところでも市道になってるところございますよね。不特定だから、いえば区のそこの区の方が負担をしなさい。ここは不特定でないから市が見ましょうという、なぜそういう判断をするのかというのから私は非常におかしいんじゃないかと。これ例を挙げますとね、例えば春日丘中央線が多少問題になっております。特に、あそこ中央線につきましては、要はもともと青蓮寺の方からつつじの方へ、またダムの方へ行く道がございます。あそこの春日丘の真ん中を通る中央線、あれうまく抜けるようにしてあるんですよね。でも、だれが一々あの横を通りますか。ああいう開発、大きな開発団地には5億円という5億円以上のお金をかけてる。当然、特定財源なり一般財源の分担いうのは違います。それはよくわかっております。一般財源で6,166万円、国庫支出金で2億6,700万円余。市債で2億620万円という、締めて5億3,571万円使うわけですよね。これも市道という形でやられる。大きなものはするけど小さいところはやらないんだという、こういう市道というものに対する考え方を私は今の時点でこれから考えていただかないと、負担をして初めて前を通ってる市道が拡幅されたり、修復されたりするという考え方について私は問うているわけです。ましてや、その負担ということについては、地方財政法において寄附、寄附っていうのはこれはあくまでも、言えば私がこれだけしたいと、名張市にこれだけしたいというんじゃなくて、今の名張市のこういう市道の修復のあり方というのは、お金を出したらしてやる。だけどそれではつじつまが合わないから寄附金という形で入れてるだけじゃないですか。そこおかしいと思いませんか。 実は兵庫県の南光町、これは共産党の方が町長をやっております。ここではいち早く既に違法行為であるということで直してるわけですね。当然13市の中でも、津でも直しております。大都市ではこういうこと一切、こういうことは一切使われません。従来の慣例、恒例という中で、地元の人が皆さん負担をしたらここは早ようやってくれますからということがまかり通るということに対して、なぜ責任は、名張市はそういうことを黙って置いておくんですか。それこそ50億円あれば使えるじゃないですか、大学せんでも。その点についてお聞きします。 ○議長(中森茂君) 建設部長。 ◎建設部長(喜多尚君) 金額の問題じゃなしに考え方の問題であろうというふうに議員さんもおっしゃてるわけですが、まさにそうやと思います。それで、この集落関係のものについては、そうやってできてくる道が自分らの道であるというような形での一つの考え方もありまして、従来からそういうふうな応分のご負担をいただいておるということでございまして、決して、決してこの違法行為ではあるというふうには私は思っておりません。 ○議長(中森茂君) 総務部長。 ◎総務部長(佐々木定夫君) 確かに寄附金の禁止項目も地方財政法の第4条の5にあるわけでございますけれども、ここでいいます寄附金の禁止といいますのは、割り当てて強制的に徴収すると、そういうことはこの地方財政法は禁止をしているということでございますので、先ほど来から市長も申し上げましたし、また建設部長申し上げておりますようなことを考え合わせますと、ここにいう割当的寄附金等の禁止には該当しないのではないだろうかというように判断をいたすところでございます。 ○議長(中森茂君) 和田真由美君。 ◆議員(和田真由美君) 市道のことばかりでもまたほかの問題もございますけど、要はその今総務部長がおっしゃった強制的に割り当てをしてはいけないということ、まさにその強制的割り当てが現実に行われてると。集落の方だからそれこそ私は変な差別をされてるなという点で、発展する名張市なら市道と認定した以上はやはり市がすべて面倒を見るという構えでやっていただきたいと思います。特に今回の一般会計は200億円を超える大きな予算からなっておりますし、また水道会計、病院会計、8特別会計を合わせましたら356億円を超えているという状況でございます。こんな中での配分については十分留意をしていただきたい。今の市道の考え方、建設部長言うていただいたわけですけど、まだまだその集落のものはという恒例、慣例に必着する考えだと私は思っております。寄附金行為、まさしくこれは違法であるというふうに言明をさしていただいて、再度、担当課の方の対応、今後の対応についてはまた個別に聞かしていただきたいというふうに思います。実質こういうことがまかり通ってるということ自体が、名張をね、本当に田舎だ、よい意味での田舎っていうのは私はいいと思うんですが。もっともっと行政水準を高めていただくためには、こういう至極ささやかなことでも住民に負担をかけない、住民サービスということについての徹底をしていただきたいということを要望させていただきます。 次に、女性の問題ですが、特に女性が働くということにつきましては、今専業主婦、また働く女性がたくさんふえてきております。家事も地域活動も男女がともに支え合える社会という点については富永市長も同じ考えではなかろうかと思います。特に、今回保育所にかかわりましては、一定の保育所ですが長時間保育の実行をしていただいております。平成7年度においてはそういう予算措置もしていただいているというふうに私は確信を持っておりますが、今後のそういう働く女性のための活性化、また女性の予算、全体予算というものはいかほどつけていただいたのかということについてお尋ねをしておきたいと思います。 もう一点が、同和行政についてです。今回施政方針の中で、市長は基本法の成立を非常に期待をされているということで書かれております。同和行政のあるべき方向を定めた同和対策総合計画の策定というふうに書かれておりますが、それは一体どういうものなのかを教えていただきたい。 以上。 ○議長(中森茂君) 福祉部長。 ◎福祉部長(川瀬国雄君) ただいまのご質問にお答えいたしたいと思いますが、同和対策に関係しまして、現在取り組んでおりますのは、今お話にございました、国が定めた現在の財特法と言われます現行法でございまして、その基本となりますのは二十数年前ですか、同対審を受けての一つの法律で定めたわけでございます。そういった形の中での基本を踏まえて、我々といたしましては、同和差別を含めてあらゆる差別をなくそうということで、現在いろんな活動を行っているわけでございます。事業を行っているわけでございます。そういったことでは、21世紀にそういった差別を残さないという一つの方針のもとに事業を進めているということで、先ほどの同和対策基本法制定と言いますのは、いわゆるその中での一つの考え方でございまして、そういったことについては今後いろいろと検討を重ねてまいりたいと思っているところでございます。 ○議長(中森茂君) 市長公室長。 ◎市長公室長(奥西正利君) 女性の関係の予算とおっしゃられましたんですが、私の関係では、女性施策の推進ということで、本年度531万3,000円を計上させていただいております。なお、長時間保育等に対応するため保母の増員も3名と、計画をしているところでございます。 以上です。 ○議長(中森茂君) 福祉部長。 ◎福祉部長(川瀬国雄君) 大変失礼いたしました。同和対策の基本的な考え方と違いまして、総合計画のことでございましたんで、そのことにつきましてご説明申し上げたいと思います。 総合計画につきましては、先ほど申し上げたそういった根拠のもとに計画を策定をいたすということで、昨年からその準備に入っているわけでございます。その内容といたしましては、ハード面では、いわゆる昨、一昨年、平成4年12月と平成5年1月に実施しました残事業量調査をもとに実施しておりますが、そういったものを含めたソフト的な取り組みも含めて総合計画を策定するわけでございまして、一つの策定の趣旨を定めて、それに基づいて現状の把握、そういったことの中で、いわゆる総論的な一つの施策の体系、これを一般的な総合計画の中でうたわれておりますように大きな目標を定めて、それからまたいろいろと分野に分けての施策を定めるわけでございます。それとあわせて、その施策の一つ一つの各論といいますか、考え方、そういったものをまとめるのが総合計画でございまして、これにつきましては、現在準備的な作業を行っておりますが、平成7年度にその策定を終えたいということで現在取り組んでおるということでございます。 以上です。 ○議長(中森茂君) 和田真由美君。 ◆議員(和田真由美君) 特に市長にお聞きをしたいのは、市の方が同和対策総合計画いうことを今福祉部長がお話しになりました。もう一つ、中身については準備中ということですが、ハード面、ソフト面、具体的な形では何も出ておりません。特に2年後には当然地対法なり同和にかかわっての国、県が終了するという形をとるわけです。この時期に市長としてその基本法の成立を期待されるということについて、何をお考えになってこういうふうにされているのか。特に市長は教師をされておられました。差別問題ということに対して、このように江戸時代からね、累々とした歴史の中であったということは私も存じておりますが、今なおこういうふうに差別を引き続いていくような基本法の成立ということに対しては私はいかがなものかというふうに思っておりますし、市長があえてこの施政方針の中で基本法の成立を期待される、推進される方向という点について、お考えをお聞きしておきたいと思います。 ○議長(中森茂君) 市長。 ◎市長(富永英輔君) 施政方針にも述べさしていただいておるように、現実の問題として、差別事象が現在も起こっているという現実がございます。それからもう一つは、それぞれ同和地区における地域の環境整備事業等につきましても、まだまだ今日まで大変努力をいたしながら進めてまいりましたけれども、まだ十全ではございませんでして、残事業量も相当に上っている段階でございます。そういったときに、いわゆる同対審の答申に基づいたあの精神を生かした形での趣旨から特別措置法ができたり、今日の地対財特法へと、この3つの法律を引き続いてそういった整備事業等を進めてきているわけです。だけども、これも延長も期限が切れると、こういったことになってまいりますと、そういった残事業等を基本的に支えていく法律根拠がなくなってまいります。我々としては、やはり引き続いてきちっとした法体系の整備の中で、基本的には人権を大切にする地域社会を形成をいたしたいと思いますし、そして同時に一方では、今申し上げましたようなさまざまな残事業、あるいは必要事業等について十分地方が取り組めるようなそういった背景となる法律制定を期待をしていると、こういう意味でございます。 ○議長(中森茂君) 和田真由美君。 ◆議員(和田真由美君) 今述べていただきましたが、3つの特別措置法等々につきましても、国の方がこれで一たん打ち切りという方向性は強くなってきております。そんな中で、この基本法の制定なりに推進をされ、同和対策総合計画というものを立てるということ自体が、私は今同和地域っていうことをですね、そうして区別すること自体をやはり解消する必要があるというふうに考えております。名張に住んで私議員をしてる関係もあって、どこそこの地域がそうだというふうなのはわかりました。しかし、一般の人ほとんど知らないわけです。私は同和地域の人たちが決して、何ていうんかなあ、特別事情があるというふうな方もいらっしゃるかもしれませんが、そのための特別法の措置です。それ以上の法の改正といいますか、この基本法の成立によって地方がまたぞろたくさんのそのためのお金を負担しなければならないという、こういうことを考えますと、財政的な中でも、私は今の状況でね、本当にやっていけるのかどうか。それよりも一般の水準、行政水準を上げていただいて自立の道を歩んでいただく、そのための施策を上げるために市長として私は頑張るのが本意ではないかというふうに考えております。そういう点については多少の違いもあるかと思うんですけども、これはもし市長、何か反論があればしていただければいいと思うんですが、私はこれからは解消するものであって、継続するものではないというふうにはっきり言わしていただきます。 先ほど資料にかかわって言いました兵庫県南光町、ここも大変な同和行政の乱脈ぶりがありました。別に私は名張がそれと一緒だというふうには申し上げませんが、これに闘ったのが共産党の町長でございます。今4期やっておられます。自叙伝も出しておられて、こんなところでPRするのは変な話でございますが、やはり住民の側に、立場に立った形でやるということ、そして住民の場所に向って市長がひざ突き合わして一緒に考えて、まさに住民参加の行政をやっておられるわけです。そうでないと、4期も続かないと思います。そういう点でまた何かの機会にぜひお読みいただきまして、この施政方針が本当に住民の期待するものであるようでなければ私は意味がないと思います。 もうあと10分ほどしかございませんので、あと公共下水道なりなんなりたくさん聞きたいことはございますが、この点についてはあすの予算の方に特別委員会の方に回さしていただきたいと思います。 あと学校教育について、教育行政の方針と施策ということで出していただいておりますので、一、二点、聞かしていただきます。 同じく、今市長にもお聞きをいたしましたが、この学校教育の方針と施策の中にも同和教育というのがやはり書いてございます。先ほどのとかかわりまして、人権尊重の精神に徹した学校同和教育への推進ということでございます。特に小さいお子さん、小学生のお子さん、また分別のつく中学生のお子さん、同和教育という推進というのをもう少し細かくどのようにね、今後平成7年度の教育方針において指導されるのか。私はこういうことをわざわざ指導すること非常にクエスチョンマークを持つ者でございます。義務教育を受けられる児童、生徒の皆さんにね、本来的には、同和教育というよりか、人権という立場で教えるべきであって、差別というのは人種差別、男女差別、そういうものであると思っております。いかがでしょうか、教育委員長。 ○議長(中森茂君) 教育委員長。 ◎教育委員長(辻敬治君) 和田議員さんがお考えになっておられるのは私は強制はするつもりはございません。どうぞご自由にやっていただいて結構ですけれども、私どもとらえておりますのは、差別の問題はまだまだ解決していないというのが私どもの基本でございます。いろんな面におきまして、まだまだ必要であると判断しておりますのでこの教育をいたします。教育というよりも啓発活動、しかるべき人権を踏まえた上での同和の問題も含めての教育を進めてまいりたいと思います。 ○議長(中森茂君) 和田真由美君。
    ◆議員(和田真由美君) フルに時間を使ってしまったわけでございますが、特にこれから学校教育施設の整備ということにかかわっても書いていただいております。方針としては少子化、核家族化により減少傾向で、新年度の学校建設は必要なしというふうに明記をしていただいておりますが、今後老築化の小中学校の改修のために調査設計、学校施設の営繕を行うという点で、学校の図書の整備ということも含まれております。現在の児童、生徒、いろいろ将来推測できる児童、生徒を考えても今後の学校はもう必要なくて、今の部分で十分この何年間いけるというある程度のそういう推計も持っておられると思うんですが、特に調査ということを調査設計ということが書かれておりますので、図書の不足分などの調査とか、老築の調査とか、どういう手順でどのような形で計画を練られますのかについてをお聞きをしておきたいと思います。 ○議長(中森茂君) 教育次長。 ◎教育次長(堀内佐久夫君) 平成7年度に調査の関係でございますが、老朽化が進行しております蔵持小学校の校舎の改築工事の整備につきまして、調査をさせていただくということでございます。 それで、図書の購入につきましては、学校図書館、図書基準に基づきまして、平成5年度から5カ年計画で整備を進めておりまして、その整備に必要なものを調えていくということでございます。 以上でございます。 ○議長(中森茂君) 和田真由美君。 ◆議員(和田真由美君) じゃ最後に、こちらの方でまとめる、こちらでまとめるというのも変なんですけども、地方交付税、それから国県補助の減額とされている中で非常に事業が名張は山積をしております。橋本マサ子議員からも発言があったと思いますが、やみくもな優良債の活用はかえって後年度に交付税措置があっても借金が残るということは事実でございます。市の財政、台所ですね、財源で十分対応できるように本来的には借金を持っているのに何か事業をするっていうことは、一般家庭から言うとなかなかできないことです。その辺が行政の手法という形で市長は言われているわけでございますが、今後事業を取り入れることも十分な先の見通しを持つ必要があると思いますし、また行政当局におかれましても、その点は十分お考えになってると思います。ただ、後年に借金を残して、後々のそれこそ孫子の代までというふうな形にならないようにということはお願いしたいなあというふうに思います。特に国の方向は、住民要求に背を向けて財政、地方財政が借金しないとできないような状況になっております。そういう点での名張市は、人口増加という点では唯一の自主財源というものが今減税措置などもとられておりますが、ふえる傾向、毎年やはり何らかの形でふえているわけです。でき得れば自分の自力の力でいろんな事業がやれるように、今すぐ言ってもそりゃ無理ですが、将来そのようになっていただくように今後中身の充実を図っていただきたいということをお願いして私の質問を終わります。 ○議長(中森茂君) ほかに質疑がないようでありますから、これをもって質疑を終結いたします。 本日、梶田議員、藤岡議員の両議員より発言中に不適切と思われる部分があったとのことで、会議録作成の段階で必要な処置を講じていただきたいとの申し入れがありました。申し入れのとおり不適切の部分については議長において処置することとさせていただきます。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております議案第2号から議案第12号までの11議案については、議員全員をもって構成する予算特別委員会を設置し、これに付託の上、審査をしたいと思います。これにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中森茂君) ご異議なしと認めます。よって、議案第2号から議案第12号までの11議案は、議員全員をもって構成する予算特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することに決しました。 以上をもって本日の議事日程は全部終了いたしました。 本日はこれにて散会いたします。                 午後4時13分散会           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~議長は、この会議録をつくり、署名者とともに署名する。  議 長  副議長  議 員  議 員付記 発言記載中──部分は、議長において配付用会議録から削除した部分である。...